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【つぶやき/ライフ】ご近所付き合い、結構好き

今の家に暮らし始めて9年目。

2度目の自治会の班長が回ってきた。

この話をすると
①え!?自治会入ってるの?何で?一人暮らしでしょ?
②へー、そうなんだ、大変だね
③うちも班長やってたよ
と、まあ賛否両論な返答が返ってくる。

以前も似たような事を書いたが
議論するような場では無いところで議論はしない。
ただ、さらっと自分の意見はたこやきの青海苔程度に
つけては返す。

①の場合には、
一人暮らしだからこそご近所さんと知り合いの方が
安心なんで(´∇ノ`*)オホホ♪とお返すが、
心の中ではご近所付き合いって結構大事よ?
人間持ちつ持たれつなんだからさと思い、
これが婚活相手だった日にゃ、
「この人との結婚生活はお互いに無理そうだわ」
なんて思ってしまう(ヾノ・∀・`)ムリムリ

②の場合には、
高齢の方も多いし出来る人がやればいいかなって
思ってます( ^ω^ )ニコニコと返しながらも、
心の中では1年なんだし一生じゃないし、
そんな仕事に比べたらそんなに大変じゃないぜ?
と思っている。

③の場合には、
来たー!!σᐛ)σキタキタキタ お仲間♡
やっといて損はないし、
むしろ結構楽しかったり、知り合いも増えるし
いいよね~!!と思う。

実際に実家もマンションの管理組合に入っていたし、
周りの友人たちも多くが自治会、理事会、管理組合のコミュニティに入っている。
今の会社の社長は数年に渡り、会長をしていたとかで
未だに近所で「会長」という呼び名らしい。

周りがそんな環境だからか
一人暮らしを始めた時から
自治会には入ろうと思っていた。

引越しの際もご近所さんに挨拶に行き、
早い時点から顔見知りになっていたと思う。

初めて班長を引き受けたのは
引っ越して2年目だった。

越してきたばかりだし、
20代の一人暮らしだし、
ご近所では絶対に断ると思われていたらしいが
ひとつ返事でOKした。

班長が回ってきた時に頭に浮かんだのは
大学時代の教授の言葉からだった。

ゼミの課題をやってこない生徒に
「大人になったら仕事のこと以外に、
子供の世話やPTA、自治会など
こなすことが沢山あるのだから
授業と実習の2つくらいちゃんとやりなさい!!」
と言っていた。

自分が言われた訳では無いが、
何故か心に残り、班長の話が来た時にも
本当にそうだなと思った。

余談だが、
卒業してからこの話をしたら教授夫人から
「あら!そんなこと言ってたの?この人、現役時代にPTAも自治会もやったことないのに」と言われ、
本人も自分の発言を忘れていた。笑

話を戻し、
そんな形で引き受けた班長だが
班内の方だけではなく町内会の方とも
知り合いになれて楽しかった。

またご近所付き合いをしていて
助かったこともある。

数年前の夏に実家でまったりしていたら
お隣さんからのお電話。

何事かと思ったら
「お姉さんのおうちの警報機が鳴ってるみたい。
見た感じ、家事の様子はないのだけど、
ご近所さんたちとお姉さんが倒れてたらって話して
電話してみたの。」

なんと警報機!?
家が何でもなくても近所迷惑やないかーいとテンパる。

お隣さんからは
「微かに耳を澄ますと聞こえる感じでうるさくはないのだけどね」と言われたが「速攻帰ります!!」と伝えた。

とりあえずセコムにも連絡したが
異常ないのでおそらく家に備え付きのものが
誤作動を起こしているのだろうと。

帰宅すると自宅は何でもなかった。
外から微かにピーという警報音が聞こえた。
よくご近所さんたち気がついた。

一応セコムの方にも来ていただいて中に入ったが、
猛暑により警報機が誤作動を起こしたとの
結果だった。

お隣にお礼と報告に行くと
気がついてくださったのは
ごみ捨てで挨拶する程度のおばちゃまたちだった。

そのお宅にもご挨拶に行くと
「お母さんから一人暮らしだって聞いてたから心配になっちゃって」と言われた。

母に聞くと面識はないというが
私には思い当たる節があった。

そういえば家を買ってすぐ
仕事で色々な契約に立ち会えない時に
母に代理をしてもらったことがあった。

駅から歩いて10分程だが坂道が多いので
コミュニティバスを使ったところ、
見慣れない顔だから常連さんたちに
どこの方か聞かれたらしい。

「娘が家を買いましてその手伝いで」と話したら
「あの○○さんちの跡地の新築かしら?」
「女の子が1人で買ったらしいって噂になってたわ」
と言われたとか。笑

たしかに引越しの挨拶回りをしていた時に
地域の長的おばあちゃんからも
「前に住んでいた○○さんもとても良い方でね、
家が建っていく過程も見てたけど地盤からちゃんと工事してから問題なしよ!!」と言われたり、

旦那様を亡くされて一人暮らしのおばちゃまたちには
「同じ女1人、よろしくね」
「今度おしゃべりに来てちょうだい」と言われた。

おそらくご近所さんから私の話を聞いた方と
警報音に気がついてくれた方が
母と同じコミュニティバスに乗っていたのだと思う。

昔のド田舎のような話だが、
一応都内まで30分位の場所の話。笑

友人たちから「あぶないから男性物の下着干しな」と
言われたりするのだが、
そんな事しなくても素晴らしい近所の目があるので
危なくは無いと思っている。

こんな方々がいるのだから、
班長も引き受けない訳にはいかない。

先日も今年班長をやさせていただくと
地域の長的おばあちゃんに挨拶に行くと、

高齢者と子どもたちの飛び出しがあぶない、
また訪問販売など詐欺も多い、
これを自治会にも話したけど動いてくれないとの事だった。

物は試しで今年の班長メンバーに話したところ、
会長が専門のセンターに問い合せてくれ
看板の設置をしてもらえることになった。

またポスター製作が得意な方がおり
詐欺注意のポスターを作ってくれたり、
環境係さんが訪問販売お断りのシールを
市から貰ってきてくれた。

上記の報告をしたら、とても喜んでくれた。

「地域の子どもたちも自治会で育ててあげてね」とも
言われ、これは私の戦力外だぞ…と思っていたら、

ご近所さんのママさんから所属している子育てサークルを自治会で広めてほしいと話があった。

地域の長の声は神の声。笑
すごい。笑

引っ越してきた当時は大きなお家の中で
新築の分譲が我が家とお隣にぽつんと2軒。

それが今は分譲だらけの地区になった。

今は大きな土地はなかなか買い手がつかない。
昔は閑静な住宅街として有名なエリアだが、
元の土地を半分にして一般的なサイズの分譲を建てるのが主流化している。

その分、近所はファミリー層が増えた。

テレビ局時代は朝方帰ってきて眠りにつく頃に
子どもたちの登校、
深夜出社のため午後仮眠していると下校と重なり、
夢にも子ども出てくるようなこともあったが、笑

コロナ禍では子どもの声が聞こえるだけで
ひとりじゃない気がしていた。

地域の長的おばあちゃんも同じことを言っていた。

会費を集めに行くと、
ご近所さんから「子どもの声うるさくないですか?」
と言われたが上記の話をしたら、
良い場所に住めてよかったと言われた。

会費のチェックをするのに立ち止まっていると
車から手を振ってくるイケおじが。

今年一緒に班長をしてる方だった。
また一人こうして知り合いが増えていく。

たしかにこれが嫌な人もいると思う。

でも私は近所付き合い、結構好きだ。

というかご近所さんに恵まれているから
言える言葉かもしれない。

見出し写真が季節外れのお雛様だが、
右側に写ったひなあられは地域の長からいただいた。

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