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2021年4月5日参議院決算委員会より

以下の質疑応答は、立憲民主党【りっけん】国会情報チャンネルにて視聴できます。
2021年4月5日 参議院 決算委員会 4:38:30~
URL:https://youtu.be/t9crWw4qI3I

立憲民主党  田名部匡代(たなぶ まさよ)議員
 変異株で子どもを持つ親御さん達が非常に不安な思いをされている。
私のところにも、新学期が始まるけれども大丈夫なのだろうかというような問合せがある。若い人に対しての感染力が強いのではないか。
 先程尾身先生からもお話がありました、やはり正しい情報を常に発信していただくことがとても大事だと思う。
 日本小児科学会予防接種感染対策委員会で3月23日に「子どもと新型コロナウイルスの変異株の感染について」という見解が示された。
そこでは重症化をするようなことはない(※)、ただ小さいお子さんであれば感染防止対策が自分でできないのでそこでの感染の心配はあるのかなというような見解だったが、これから学校等も始まる中で、きちんとした情報を発信していただきたいということと、安心と健康を維持するため、子どもたちの間でも感染を防いでいかなければならないと思うが、改めて学校での対策等はお考えなのでしょうか?

(※)正しくは、「変異株が子どもにより重い症状を引き起こす可能性を示す証拠はこれまでに得られていません。」という英国ロンドンの報告によるもの。
さらに「今後、国内での変異株の広がりと、子どもの感染者について慎重に見ていく必要があります。」とも書かれているので要注意。
〇子どもと新型コロナウイルスの変異株の感染について
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20210323_SARS-CoV-2%20Mutants_Statement.pdf

これに対し萩生田光一文部科学大臣の答弁

 新型コロナウイルス感染症の変異株について国内の感染者の確認が続いており蔓延防止策等重点措置を実施するとされた地域や感染者が増加している地域など一層警戒が必要な状況であると考えております。
 これまでも学校では地域の感染状況に応じた感染症対策を講じておりますが、変異株であっても3つの密の回避やマスクの着用手洗いなど基本的な感染症対策が奨励されておりますので各学校においてはこれらの基本的な対策を改めて徹底していただきたいと考えております。
 加えて各学校に対しては、それぞれの地域の感染状況に応じて感染症対策を講じてもなおリスクの高い教育活動は一時的に制限していただくよう衛生管理マニュアルや通知でお示しをしてまいりました。
 今回蔓延防止等重点措置を実施するとされた地域を含め全国の学校設置者においては引き続き保健所と連携を密にしていただくと共に、新年度を迎え各学校において教育活動を行っていくにあたっては、改めて感染症対策を徹底していくことが必要です。
 必要な対応が明らかになった場合には、速やかに厚生労働省と連携し学校の設置者等への情報提供や注意喚起を行ってまいりたいと思います。
(ここまでは音読。ここから顔を上げて)
 あの、先生せっかくこういう機会に質問してくださって良かったなと思っておりますのは、ワイドショーなどでですね、子どもに感染が拡がりやすいと仰る番組や先生がいらっしゃるんですけれど、あの、国内の治験もあるいは先に変異株が流行った英国などの治験でもそういうことは確認されていません。
 あの、あきら‥子どものみならず、あの変異株今まで言うならばゲノム調査を数多くやっておりませんから、もしかしたら過去かかったお子さんも変異株だった可能性も否定できないわけでありまして、子どもだからといって変異株のかかりやすいんだと今報道されてるものは、これは明らかに間違いであるということは、先程先生も仰った通りだと思います。
 ま、しかしながら変異株ですから、どういう対応になっていくかわからないんで、ここは余談を持たずにですね、しっかり注意をしながら少しでも心配があった場合には早め早めに学校現場、ご父兄の皆さんに情報提供をしていきたい、こう考えております。

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