日本中の人から1円ずつ貰ったら億万長者になれると思ったのでやってみた
皆さん、誰もが一度は日本国民全員から1円ずつ貰ったら億万長者になれるじゃね??と思いませんでしたか??
僕はやってみました
場所は渋谷
令和5年10月23日 日曜日の昼下がり
準備する物は
スケッチブック、ペン、コップ
のみ!
渋谷に到着したのは13時半ごろ
お腹が空いていたのでまずは立ち食い蕎麦へ
安定のカレー蕎麦にこれからの挑戦への勇気をもらう☺️
ありがとう
お腹も満たせたので渋谷駅前へゴー
いつもの駅前ベンチは満席だったので、横断歩道を挟んだ地下鉄入口の側に立つ。
持ってきたスケッチブックに
1円
ください
と書き準備は整った!!
時は来た!!
では!!いざ!!開始!!
14時10分 開始
始めてみたはいいが、だーれも声かけてくれない。
そりゃそうか。
誰が好き好んでアラサーのおっさんに1円をあげるか。
書いていて悲しくなってきた。
30分経っても誰も声かけてくれない。
帰ろうかな…と思っていた時
コンビニで買ったであろう駄菓子を食べながら爆笑しながら近づいてくるネパールの家族が僕の隣にやってきた。
最初僕には気付いていなかったが、僕が「1円ください」プラカードを持っている事に気付き、何をやってるんですか?と声をかけてくれた。
僕は「日本中の人から1円ずつ貰ったら億万長者になれると思ったので今やってます」と訳の分からないことをのたまいお母さん苦笑い
お母さん「1円欲しい??」
僕「欲しいです!!いくらでもいいです!!ありがとうございます!!」
お母さんが鞄からお財布を取り出し、一緒にいた娘さん2人にも1円をあげようと提案してくれた。
優しい。
熟女好きの僕としては内心キュンとして勃起した
主に心のちん〇が勃起した
結局お母さんと娘さん三人から合計58円貰った。
幸先いいぞ!!よっちゃん!!!
激萎えていた気持ちが盛り返してきた!!
続けてやろう!!
そう思って意気込むがまた誰からも声がかからない虚無の時間。
俺は何をしているのだろう・・・。
一般人がアラサーの男に1円くれるわけねーじゃん。
寝たきりのばーさんとかどうすんだよ。
一軒ずつ回ってばーさんの家の机に転がっている1円玉を貰ってくるか??
変態かよ。
赤ちゃんはどうすんだよ。
1円くれないぞ。
まず「日本中の人から1円をもらったら億万長者になれると思いませんか??」って赤ちゃんにどうやって説明するんだよ。
親御さんから刺されるかもしれん。
1円とは・・・・・・・・・・。
そんな虚言な妄想していたらいつも座って「チョコください」とかやっていたベンチが空いてるのが見える。
空いてるかどうかはわからないが取り敢えず行ってみようと思い近づく。
空いている。
座ろう。
でもおかしい。僕の隣の席に防犯登録シールが剝がされた放置自転車がある。
盗難車だ・・・・。
奇天烈なのはそれだけじゃない。
ベンチに座っている僕の頭上からずっと大音量でレゲエが聞こえる。
見た目パンピーの30代後半であろう男性がBluetoothスピーカーから大音量でレゲエを爆音してきやがる。
レゲエの品格下げんなよパンピー
そんな奇天烈な環境にも負けず、僕は1円くださいを続行。
この席はいい。
目の前が交差点だから信号が赤になれば人が立ち止まり僕の方を見てくれる!!
僕は見られているぞ!!
うひょ~~
シラフです。尿検査も陰性です。
さて、そんな特等席に座れた僕には色々な人が声をかけてくれました。
その一覧がこれです。
字が汚い。ごめん。
清書するとこんな感じ
2:10 スタート 17時終了予定
2:45 ネパールの人より58円もらう。3人の女性より
2:55 女子高生から1円もらう
2:56 おじさんから1円もらう
2:57 おじさんから3円もらう
3:08 かわいい渋谷系の女の子から2円もらう
3:10 小学生男子2人から計2円もらう
3:17 若い女の子からたぶん2円もらった
3:21 やさしいおじさんが1円くれた
3:26 若いおにいちゃんが1円くれた
3:38 男子高校生2人が111円くれた
3:42 たぶん男子中学生が100円くれた
3:52 女子小学生2人から1円もらった
4:02 となりにすわっていたけいと君とラインを交換した。
1円もらった。
4:04 アラブ系の男性が1円くれた
4:18 若い男の子が1円くれた
4:28 外国の人(男)100円くれた
です。
場所を移動してから一番最初に1円くれたのは制服を着た女子高生でした。
女子高生から声かけられることなんて普通の生活をしてたらあり得ない。
アラサーのおっさんに声をかけるメリット is ゼロだもん。
しかも1円くれた😢
本当にありがとう。
この子のおかげでまた元気が出てこの日は日没まで頑張ることができました。本当にありがとうございました。
その後も色々な人から1円や100円を貰い、この日は合計で386円貰えました。コンビニの美味しいカップラーメン1個分です。
14~17時までの計3時間弱で386円貰えたのでまずまずの出来だと思います。
場所を変えてからは約10分に1度は誰かから声をかけて貰えるのでなんだか一人じゃないんだなと都会の喧騒がこだまする渋谷の中心で人の優しさに触れることができました。
小学生から1円を貰い、「暇なんですか??お金無いんですか??」と聞かれた時は胸がキツくなりました。
参加してくれたみなさん本当にありがとうございました。
貰ったお金はいつか何かいいことに使いたいと思います。
あとこの日はお金だけじゃなくて連絡先も1つゲットしました。
けいと君という25歳の若いお兄ちゃんが僕の隣のベンチに座っていて、僕の1円くださいの紙を見て何やってるんですか?と聞かれたので、これまた訳の分からない理由を説明したら「面白いですね!!凄いっす!!応援します!!」と言って、よかったら連絡先交換しませんかと言ってくれたのでラインを交換した。
彼のお陰で後半の寒空を何とかやり過ごすことが出来ました。
彼はひとしきり僕と会話をして、暇なのでナンパしようと思うのですが、どこがイイでしょうかと言うので、
「本屋に1人で来る人は偶然の出会い(本)を求めて本屋にやってくる節があるから本屋でナンパしてみたら?」
と彼に提案したら
「やってきます!!」と元気に本屋に行き、マジで3人に声をかけたと、後でラインで教えてくれた。
僕より凄いよけいと君・・・・・・
俺ナンパ怖いもん・・・・
なんかこういう子が将来ビックになるんだろうなと彼を尊敬しました。
そんなやり取りをしていたら、レゲエを爆音してるパンピーが警察に「自転車撤去するのはテメーらの仕事だろ!!!」と叫び、警察が僕の周りを取り囲み始めたので、ちょうど日が暮れて17時近くになったので、今回はこれ終わりにしました。
今回のこの企画で予想できる考察は
・カップルは目線を合わせても近寄っては来ない
・一人もしくは同姓の友達と一緒にいる人はくれる
・若年層の人ほどくれる。たぶん好奇心旺盛でこういう事がめずらしいから
・逆に年取った人や20代以降の人はあまりくれない傾向にある。
年を取るとくれなくなり理由は、日常の外に出るのが怖いんだと思います。
年を取るとどうしてもルーチンな生活、保守的な思考になり、こういう企画をやってる時に自分の生活圏から出るのが嫌で、あまり近づいて来ないんだと思います。
逆に好奇心があり、リスクなどをあまり認識していない若年層は近づいてくる傾向にあるのかなと考察しています。
だから自分の知らない事や新しいことにチャレンジするのは若い人の特権なのかと今回やっていて思いました。
よかったらこれを読んだ皆さんもやってみてください。
色々な人に声をかけて貰えてかなり楽しいですので。
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