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【移住模索日記】人が行動を決める理由は合理性じゃない

おはようございます。移住計画中のharuです。
今日も過去に移住模索中のモヤモヤを綴ったメモをいくつかのせます。
悩みながら何かが少しずつ動いていく、その記録です。

【無駄な時間?】

とにかく移住先も決まらないしやりたいこともはっきりしないし夫の仕事の先行きも義母の先行きも見えない。
不確定要素が多すぎる。
いろいろ考えていると考えが1周どころか2周も3周もする。

やっぱり近いところがいいのでは?
移住者が多いところのほうがいいのでは?
いや、そもそも移住って無理なのでは?
ぐるぐるぐるぐる…

きっと、この時間が必要なんだと思う。
何周もするうちに、自分のコアな考えがはっきりしてくる。(と思う…)

【ビズリーチ!】

移住はまだできないにしても、とにかく、夫の今の不健康な、命を縮めるような生活をやめてほしい。
転職サイトというものがあるから、とりあえず登録してみなよ!

で、あの「ビズリーチ!」に登録した。
ちなみに夫は「ビズリーチ」の名前すら知らなかった。日本にいなかったし、テレビ見ないと知らないよね。

で、結果どうなったかというと、求人は来るには来る。結構来る。
けど、これまでのキャリアに合わせた求人だから…つまり、やりたくない仕事しか来ない、ってことだ。

うん、そうだよね。このタイプの転職サイトではだめだ。今までと違う仕事がしたいんだ。それがわかっただけで、無駄じゃなかった。

何事も、動いてやってみなければわからない。
そうやって、少しずつ見えてくる。少しずつ進む。

【行動を決める理由】

あれから10周ぐらいはぐるぐるしてるけどまだ回転は止まらない。
考えや好みが違う人同士が協力して何かを成し遂げるって本当に大変なんだ...ということを痛感している。

ひとつわかったことは
「人が行動を決める理由として強いのは合理性よりもヒストリー」ということ。最近よく聞く「ナラティブ」ってやつか。

AとBを比べて、Aのほうが条件がよかったとしても、それだけじゃ動けない。なにか「縁」や「運命」を感じることがなければなかなか決断できない。逆に、Bに「縁」を感じたら、条件はやや劣ってもそっちに動く。

合理性だけじゃ動けない。自分が信じたくなる「ヒストリー」がほしい。
人ってそういうもんなんだなあ。
良くも悪くも。

【これならがんばれる】

久しぶりに会ったママ友と話した。最近50歳になって中型バイクの免許を取ったそうだ。昔からやりたかったから思い切って挑戦した、と。
前に会った時には「この年になるとこの先何か新しいことってないよねえ」と言う彼女に「いやいや、50代は楽しいよ!」と私がハッパかけていた。50になった時、その言葉が頭をよぎったそうだ。
いいねえ!私も挑戦を忘れないようにせねば!

その話を夫にしたら、「オレ大型免許とろうかな」
そうなのだ。彼のやりたいことはそういう方面なのだ。「転職したら何がしたい?」と話していたとき、出てきた中に「長距離トラックの運転手」があった。

運転うまいし道覚えるの早い。これは苦労せず彼ができてしまうことだ(私と正反対)。こういう才能を生かすべきなんだ。
「オレこういうことならがんばれる」
そうなんだよ。「これならがんばれる」ってことをやったほうが本人も周りも社会もハッピー。
給料の額よりずっと大事なこと。

近所の自動車学校を調べて、「来週見に行ってみるか」
少し動いた。やった。

やっぱり人と会ったり話したりすることが何かを動かす。

その後、夫は申し込みをし、毎週末、単身赴任先から戻ってきては教習所に通った。(私はせっせと送り迎えをした)
忙しい日々ではあったけど、夫はそれはそれは楽しそうだった。やはりセンスがあるらしく、教官にいつも褒められたらしい。
好きなことをする、自分の才能を感じる、ってこんなに人を幸せにするんだな。ということを改めて観察できた日々でもありました。

順調に大型免許を取得した夫。これでトラックドライバーの道も開けたね!

ただ...ひとつ問題が。

彼は非常にトイレが近いのです。20代から痛風で、腎臓が弱いのか、それが関係あるのか知らないけど、若い頃からトイレが近い。そしてここ数年は歳のせいでそれが加速しており...泌尿器科と縁が切れない生活です。

(長距離は無理じゃね?)とひそかに心配している私です。
もう運転席を便器にするしか...

ま、長距離が無理にしても、ドライバーの仕事をしなかったにしても、この免許取得はしてよかった!と心から思っていますけどね。
だって楽しかったんだから。人間、好きなことはやったほうが幸せ。

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