おっさんずラブ各キャラ視点から見る景色②栗林歌麻呂

第一話
重厚な音楽をバックに、舞台は勤務先の天空不動産東京第二営業所。
3,000万円の物件の契約も取れ、今月は5件成約GETの栗林歌麻呂ことイケイケマロ登場。
そこに部長もやってきて、マロの勤める東京第二営業所は関東エリアでトップの売り上げをあげたという!しかし現状に甘んじることなく会社を牽引する存在になろうという部長の言葉をうんうんと聞くマロ。仕事への情熱はありそうだ。
プライベートもノリノリのマロは会社の先輩春田と共に夜は合コン。
春田は上司だけどなめきってるので合コンの相手はアパレル関係なのをCAと偽って教えたりしちゃいます。合コン相手の前でいじり倒したりしちゃいます。
酒に飲まれた先輩はほっといて女の子達とカラオケも行って、充実してます。
翌日の会社でのミーティング。
内見に来たお客さんを案内する際、道を間違えて物件にたどり着けなかったことによるクレームをまいまいにチクられ、すかさず言い訳。
「あーそれー、春田さんがくれたマップが間違ってたんすよー」
自分の非は認めない。あんまりうるさく怒ってくるようならすぐ「辞めますよ」の伝家の宝刀。
最近の若い子はすぐやめちゃうからと、甘やかされてるみたいです。
売上成績は優秀だけど、クレーム対応は苦手で、怒られてる最中にスマホ見ちゃったりして、先輩春田には結構面倒をみてもらっている様子。
後日。
現地販売会当日、春田のミスによりチラシの地図が間違っていたことが発覚。重い空気。
「うーわ、春田さんのせいでつんだって感じっすね、大変だこれ」
容赦ないなマロ。
部長の鼓舞で営業所の面々はやる気を取り戻し、それぞれ仕事を始めます。マロは駅のポスターの回収に向かいます。ここ、うつむき加減でしぶしぶ向かってます。
現地販売会会場。春田のせいで準備が間に合わないと、主任の武川に文句を言います。やっぱり納得いってなかった。
そこに部長登場。
「おい栗林、もし逆の立場だったらどうだ。もしお前がミスを犯したら春田はお前を責めると思うか」
「責めないと思います」
しょんぼりあっさり引き下がります。結構ちょろい。
さらなる部長の鼓舞でマロのやる気スイッチオン。「はい!!」とか大声で返事しちゃってる。根はいいやつなんだろうな。

第二話
天空不動産にて、春田の席に資料を置いておくよう牧に指示します。
お前、席すぐ近くやん。完全にマウンティング。
翌日、マロ運命の出会い。
営業所にやってきた年上美人に明らかテンションあがったマロの
「いらっしゃいませ~」からの「あ、お部屋探しっすか?」
客に“すか”はまずいとばかりに武川主任登場。政宗も大変だわ。
なんとこの美人、黒澤部長の奥様だという。
「人妻っすか」とか言ってテンションさらにあがっちゃう。
応接スペースで武川主任とまいまいが奥さんの対応する横で、マロのテンションは全くもって下がらない。
「いや奥さん、超ヤバイっすね。くっそ美人じゃないですかー。俺ねー、全然アリですよ。アリよりのアリです」
空気読めずにニッコニコで迷言ぶっぱなす。アリよりのアリってなんだ。
マロは後々結構迷言(名言含む)を残すよね。
まいまいの鍛えられた腹式「あっちいってなさい!!」により、マロだまって退場。ほら、いまどきの若い子は大声とかも苦手だからさ。
でも奥さんが気になるマロは自席に着いてからもめっちゃ奥さん見てる。

第三話
気になってた奥さんが一人暮らし用の部屋探しに営業所に訪れた!どういうこと!(実際このシーンでマロは登場しませんがそのこと知ってたからまいまいあたりからその話を聞かされたものと推測)
それはいったんおいといて、ミーティングです。
今月はお一人様独身者向けキャンペーンをすることに。
武川主任から春田とともにサンドウィッチマンの指示が出ます。
えー漫才ー?とばかりに「俺どっちやればいいっすか」発言。んなわけねーだろうよ。
日頃から小馬鹿にしてる先輩につっこまれ、営業所は微妙な空気。勘違いしちゃったと気付いたマロ、
「うん、ちょっと何言ってるかわかんないっす」
マロは富澤役希望!営業所の空気はやや笑い。春田がもーちょい伊達感あるツッコミできてたら、もーちょいウケてたのに!
それはさておき、ミーティング終わったら武川・まいまいと共に春田尋問タイムです。奥さんの様子気になるじゃん。
奥さんだと気付いてない春田。マロ、武川主任に説明されてる最中、春田の肩を小刻みに小突いてます。
奥さんは広めの1LDKを探している!これはやっぱり離婚?!面白くなってきた!ドロドロ、フゥ~~!
プロジェクト打ち上げは幹事春田行きつけのわんだほう。
春田は幹事なんで、適当にこき使います。
まいまい発言により、春田と牧がルームシェアしてることを知ります。めっちゃ仲良しっすね~。
ところで、春田の幼馴染ちずがめっちゃタイプ!!マロ年上好き?
まいまいのつっこみにより、二人はいい仲ではない様子。チャンス!
「ええええー、じゃあマジで俺、狙っていいですか」
「すいません、顔がドストライクです」
フルフルで連絡先GET!イエア!!
早速後日わんだほうに口説きに行きます。ちーちゃんに会いたくて会いたくて震えましたので。デートに行こう!と猛アプローチです。
部長の奥さんのことなんて忘れてます。

第四話
翌日、ちずからデートの約束取り付けました!夢の国!よっしゃー!!
週末の仕事は牧に替わってもらったし。働き方革命。OKOK。パワハラお断り。
後日、ちずの兄が経営するわんだほうの閉店パーティ。
狙ってるちずにも会えるし、3・2・わんだほう!!てテンション上がりまくり。
ところが、やけどした春田の指フーフーしたりしちゃうちず。
え、話ちがくない?てなもんで、マロおこですよ。腹立つなーつって。
酒も深くなりますよ、心右手に有りの武川主任と熱い議論とかしちゃいますよ。

第五話
春田がなんかヘマしたらしく、奥さんの担当がマロに替わりました。
奥さんと物件の内見に行きます。
「ふられてずーっと泣いてるの」
「ふられたっていうのは、その不倫相手に?」
打ち解けぶりがすごい。奥さん、宇宙人だと感じてた旦那部下に、あっさりとプライベート晒してる。マロの人心術を評価する。
なんだか深い、大人の恋愛事情に触れ、感慨を受けるマロ。
その日、ちずから流れた夢の国デートの埋め合わせの連絡があり、翌日デートすることに(描写はありませんが、その他の状況証拠からおそらくこの日)。これはワンチャンあるかも?
翌日、ちずとパンケーキデート。
インスタ用に写真を撮ってると、ちずはソッコー食べ始める。
インスタ始めることをすすめたりしてたら、ちずが春田からのラインに気付き、全然興味ない春田の話を楽しそうに繰り広げてきます。
とりあえず「よく知ってますねーさすがっす」とかって乗っときます。
でも顔はこわばってる。あれ、この人、やっぱ春田さんのこと…て表情。
パンケーキ食べ終わってからも、ちずの春田トークは続きます。
デート中に他の男の話するとか、普通ありえないでしょ。
これ、無自覚だ、と気付いているマロ。
脈なしちずのことはあきらめることにします。
「すいません、俺、次の予定があるんで、これでバイバイで」
「休みの日は、3~4人ペースでデートしていかないと処理できないんすよ」
ウソっぽい。休日2日として3~4人と会おうと思ったら夢の国プランはでないでしょ。
きれいにさよならするためのマロ流の女性との別れ方かな。
「失礼なのは、ちーちゃんの方ですよ。俺と会ってるのに春田さんの話ばっかり。もしかして気付いてなかったんですか」
このあとにこの無自覚なちずにアドバイスしてあげます。
「春田さんみたいな超絶鈍感な人には、ドストレートに言わないと一生伝わんないっすよ」
で、マロ退場。
どーでもいい細かいとこでアレなんだけど、パンケーキ代払っていけやってツッコミもあったけど、私は先払いだったと思ってる派。
そしてわんだほうで部長の奥さん・蝶子さんと合流。
描写はないけど、マロのやさぐれスタートだったから、マロから誘ったんじゃないかと推測。上司の嫁であり、客でもある女性を軽々しく誘うな、というツッコミは置いておきましょう。じゃー今度飲みにいきましょう!なんてやり取りが内見中にあったのかもしれんしね。
「なんで俺じゃだめなんだって思いました。だってー、そいつに負けてるとこ一つもないんですよ!顔も、性格も、…顔も」
マロ、春田に勝ってるとこひねりだせないところ、かわいすぎる。
なんだかんだ慕ってるんだよね。クレーム処理とか、マロに出来ないことが春田にはやれちゃったりするしね。
肉巻きドリアンは置いといて、蝶子さんからも弱音が出ます。一緒にいる相手が弱ってるときって、なんか同調してついつい晒しちゃいがちになるなる。
そしたら、蝶子さんのほうが全然落ち込み具合が重かった。30年の重み。
いい女でいたくて離婚したけど、やっぱ辛い。大人は簡単に本音が言えません。
美人な大人の女性のちょっと弱いところ見せられると、燃え上がるものがあったのでしょうね。
ちょっと泣きそうになってトイレに立つ蝶子さんを抱きしめるマロ。
私の解釈では、マロの言葉通りの“蝶子さんに心臓の音聞かせて落ち着かせるため”に抱きしめたわけでもないように思った。
心臓の音って、結構心臓の近くに耳くっつけないと聞こえなくない?
かわいい大人の女に心持ってかれたマロ、その人が傷ついて泣いてるのをほっとけなくて抱きしめずにはいられなかったんだと思うの。
でも、抱きしめる口実が必要だから、心臓の音、とか言ったんじゃないかと。ええ、妄想ですよ。
そして翌日、テレビでは有名人二人の熱愛宣言。
からのー、春田による牧とつきあってる宣言!

第六話
驚きの春田による牧とつきあってる宣言。ブラボー!
「なんかー、斬新で俺はすごくいいと思います」
でもどうやら春田による公開告白失敗の様子。
「まだワンチャンありますって」
励ますマロ。ちずを後押ししたとこやけど、それはもういいのね。マロの心は蝶子のもの。
後日昼休み。
屋上でランチしてる春田の元に向かうマロ。
「わかりますよー片思いって辛いっすよね」
「見栄張んなくていいっすよー俺と春田さんの仲じゃないっすかー」
春田は友達だと思ってるマロ、壁のある片思いしてる者同士ってことで、シンパシー感じちゃったみたいです。
「ハ~ァドルの高い恋愛って燃えるけど、ムズイっすよね」
「俺至上空前の蝶子ブームきてんすよ」
「人を好きになるのに年も性別も関係ないじゃないっすか」
ここに来て名言量産。
春田のこと慕ってんなぁ。
春田さんも頑張ってるし、俺も頑張るぞってんで、蝶子さんとわんだほうで一緒に飲みます。
でも蝶子さんは別れた元旦那の恋の応援を一生懸命やっちゃってる。
「なにしたら、俺に振り向いてくれるんすか」
「俺、本気なんすけど」
メロディー降りてきたちず兄を一蹴して(でもちゃんとすいませんとか言う)蝶子の返事を待ちます。
かわす蝶子。挑発するマロ。
スマホ取り上げるマロに取り戻そうとする蝶子。取り戻そうとする蝶子の手をマロが握ります。はっとする蝶子。
頑張れマロ!!なんだかオラ応援したくなってくっぞ!!

最終話
1年後。
天空不動産に出社してきて最近イキイキ春田に「うっす」と挨拶するマロ。
ん?なんか男前になってなかった?
舞台変わって蝶子さんとこじゃれたバーで飲むマロ。
前髪あげちゃったりして、やっぱちょっと男前になってる!大人の蝶子につりあう男にな
「好きすぎてヤバイから結婚するんすよね?」
ってなかったーー!!すぐチェイサー頼んでるし!無理してる!この子にはカルーアミルクを出したげて!
でも、マロは子どもだねーなんてからかいながらも、蝶子さんの目はちょっと楽しそうよ。
そこで「部長、春田さんと結婚するっぽいっすよ」と告げるマロ。
「いいんじゃない?あの人にはちゃんと幸せになってほしいから」
そういう蝶子の目は優しげ。マロは蝶子を見つめます。
別の日、春田と部長の結婚のお祝いパーティinわんだほう。
おめでたい席ですから、マロはテンション高めです。
公私混同しない部長。よ!!く・ろ・さ・わっ!!
テツロウ兄のバタフライベイベーに蝶子さんを思い出してなかなかなびいてくれない状況を軽く憂います。
後日、マロが春田の引継ぎが完了した後、春田を下の名前だと思っていた事実発覚。とんでもないな。
いよいよ春田と部長の結婚式。
マロはもちろん蝶子さんの横陣取ってます。なにやら世話焼かれてる様子。
ところが部長は春田にふられてしまった。泣いて抱きしめにいく蝶子の後ろから部長にかけよります。
マロは部長のこと、尊敬してるもんね。
蝶子さんごと部長を抱きしめます。
そして1ヵ月後、天空不動産では春田は上海へ行く前の挨拶。
リスペクトしてる春田改め創一がイキイキと挨拶します。よ!創一!!ハイタッチ。
でもマロは春田のこと慕ってるから、遠くに行っちゃうのは寂しくて後ろでこっそり涙ぐんでたりして、マロ、かわいいやつや…。
一方、蝶子さんとの恋は進んでるような進んでないような。
1年もアタックし続けるマロ。きっともうすぐだよ!
マロの誕プレ、すっごい身に着けてくれると思うよ!普通にかわいいし!(¥43,000/フェスタリア)
私、30代前半のとき全然趣味じゃないイルカのネックレスもらって、どうしようかと思ったことあります。
タメ口はまだ許してもらえないけど、蝶子さんはマロといるときとっても楽しそう。

最初はとんでもモンスターだと思ってたけど、最終的にはめっちゃかわいいやつやん、てなってた。
橋休めのつもりのマロもたいそうなボリュームになって驚きを隠せない。
ほんとこのドラマ嫌なやつがいなくて、結局感情移入しちゃうな。

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