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望海風斗主演ミュージカル「ドリームガールズ」感想

とってもとっても楽しみにしていた「ドリームガールズ」を、映画版が好きな夫と一緒に観に行ってきました!今調べて知ったのですが、そもそもブロードウェイミュージカルが原作で、映画はあとなのですね。

映画は観たことないのですが曲が好きで、望海さんが「SPERO」で歌われたときに客席で爆上がりして爆踊り(心の中で)していた人間です。なので時代背景や設定はほぼわからず臨みました(幕間、夫に「ビヨンセって誰の役?」と聞く始末)。

特筆したいのは、まず、望海さんがかわいい...かわいすぎる...!!!望海風斗さんが美女だということ、そろそろ自分慣れたほうがいいぜ!と思うけれど、全然慣れませんね、毎回新鮮に驚いちゃう。あんなかっこいい男役だったのに...本当にかわいい、美人、大好き。序盤のママ手作りのちょいダサかわいい衣装着てる姿もめちゃめちゃキュートだった!

ドリーメッツがジミーとツアーに出るシーン、スクリーンに「WHITE ONLY」「RED COLOR ONLY」と映し出されて、そっか黒人差別が根強かった時代のお話か、と。劇中、黒人と白人の対立的なシーンが多く、良いことではあると思うのですが、メイクで肌の色をあまり変えておらず「今出てるのって、白人役の人だよね...?」と一瞬考える場面もありました。

黒人が出したレコードを白人が盗作してヒットさせる場面。白人の黒人音楽のカバーが多いのも、こういう背景もあったのかなあと。最近ボーカルのレコードを買うことがあるので、今度そのあたりの背景をよく行くレコード屋さんの店主(面白爺)に教えてもらいたい。

好きだったのは、ドリーメッツがザ・ドリームズとして煌びやかな衣装を着て「Dreamgirls」を歌う場面。言わずもがな最高で、テンションが上がりました。日本語詞だけではなく、英語詞のパートもあったのがうれしかった。

それと、最初はリードボーカルを務めていた福原みほさん演じるエフィがバックボーカルになり、最終的にグループを追い出されてしまう場面のソロ。福原さんの歌が凄まじかった...あれは特別な歌声だなあと。夫も映画でこの歌が好きだそうで、福原みほ版に感動しすぎて泣いたらしい(笑)。

最初はグループのリーダー的存在で、見た目からも自信がみなぎっているエフィ。周囲から厄介者扱いされて、グループから追い出される頃には、なんだか見た目も芋っぽく見えてきて。そう見せるヘアメイクや、福原さんのお芝居が素晴らしいなと思いました。今回は黒人音楽なので福原さんのR&Bな歌声大開放!といった感じでしたが、きっともう少し色のない歌声も出せると思うし、ぜひほかの舞台でもそのお姿を観たいです。

そんな感じで一幕は本当に最高だったのですが、正直二幕は展開が早いんだか遅いんだかわからないというか...描くべきシーンを描いていないのか...?登場人物同士の気持ちの変化に自分の感情がついていけず、中だるみしてしまった感じがありました...。

ラスト、“4人”のドリームズで「Dreamgirls」を歌うシーンも、あんなにしっとりさらっとではなく、アゲアゲで英語詞も含めて歌ってくれたらぶち上がっただろうな...(基本的にぶち上がりたい人)。その点、シスアクは観客を盛り上げに盛り上げてくれて最高でしたね!

ミュージカルのキャストが発表されたとき、夫が「この作品ってエフィがメインに見えるけど、望海さんディーナでいいのかな?」と言っていたのですが、実際に観てその言葉の意味がわかりました。福原みほさんのエフィはマジで最高だったのですが、望海さんのガッツリしたソロももっと聴きたかったなあ。

あと、カーティス役のspiさん。ビジュも歌もお芝居も好きだった!歌うますぎ...。他の舞台でも拝見したいです!あとsaraさんがかわえかった...きいちゃんとの役替わりでファントムに出られるんですね。

ふぉろわーさんから、映画版のエディ・マーフィが最高だとお聞きしたので、早いとこ映画を観ようと思います!

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