下顎の親知らずを抜いたら顎が腫れて痛いわけだが、食意地が張りすぎてどうにか物を食べたい。どこまでのものが食べられるか、自己満足として書き留める。

2月5日金曜に抜歯をして、翌日である土曜。歯医者で抜歯後の消毒に行き、帰りにベトナム春巻きを買い、私の食い意地に理解ある母を家に招き、昼食はベトナム料理を楽しんだ(この話は3でしているので割愛)。

夕食だが、傷口が開くから運動をするなと歯医者で言われたため、大してお腹が好かない。食い意地に理解ある母の買ってきた成城石井のコーヒーゼリー(うまい！うまい！うまい！)で終了。

明くる日、抜歯3日目。午後に起きたために遅めになった朝食は母が買ってきた成城石井かぼちゃプリン(とてもとてもうまい)で済ませ、困ったのは夜だった。

激しい運動はできなくとも多少は外に出ようと駅前まで。割れてしまったどんぶりを選ぶかと百均へ来た。

割れたのはチキンラーメン専用どんぶり。深めで都合がいい為に牛丼、親子丼、ラーメン、カレーうどん…とそれこそなんにでも使っていたのだが、さすがに何年も使っており、先日ヒビが入ってきているのを見とめた。割れる前に買わなきゃなと思っていた矢先、シンクにおいて洗う前に水を出すと、大したもんでもない水の勢いであっさり欠けた。それもヒビとは関係ないところが。ついでだしとヒビの入っていたところを何度かコツコツしたが全然びくともしなかった。ヒビ、お前はなんだったんだ。

さて、結局百均では、チキンラーメンが入って卵を落としてお湯を入れても余裕～！という深めのどんぶりが見つからず、とぼとぼ百均の近くのファミリーマートへ来た。

あんまり噛まなくてもいいくらい柔らかくて、細かくほぐしたりできてアッツアツじゃなくてもほど美味しくて、でも優しい味じゃないやつがいい。もうわがままそのものである。

グラタンか？いや、意外とペンネがでかい。あとグラタンはアッッツアッツがうまい。軟口蓋を火傷するしないの瀬戸際の温度を、大口開けてハッフハフ言いながら食べる食べ物をグラタンと呼ぶ。

オムライス。なんか気分じゃない。

サラダ？今日チョレギないじゃん、チョレギがいい、千切りキャベツは家にあるからキャベツ系はやだ。と腫れた顎でさらにむくれながら店内を見回る。

あ〜ごぼうのサラダたべたーい。優しくない味がいいとはなんだったのか。しかしゴボウは歯がないと食べられないので難しい。

はてと隣のパウチのお惣菜を見ると、これじゃんんんんんんん。叫びそうになった。顎が痛いから叫ばないが。

お母さん食堂。デミグラスソースのハンバーグステーキ！こっれは正解。最適解！QED.!!!何も証明してないけど。

さて画像をアップロードしながら左下に汁をこぼしていることに今更気づいた…。結構綺麗に写真は撮ったつもりだったが今の今まで気づかなかった。食い意地最優先の私は食べ物を前に写真を撮るのが苦手である。すぐさま食べたいから。食べたいが極まって焦った結果、ブレたり、保存できてなかったり、なんなら動画になってるのに気づかないこともある。

このやわらかウマウマハンバーグに対してフォークとナイフで仰々しいこと極まりないが、細かく切って開かない口に運ぶ必要があるので仕方ない。しかしこうしてフォークとナイフで囲んで皿に盛るだけでさながらお店のハンバーグだ。今の私のハンバーグを迎える気持ちはレストランに行った時よりも高まっているが。

ひき肉に巻き戻しする気か？というほどではなくとも小さく切っていると肉汁が流れ出てくる。あああもったいないよおおお。

切った肉に溢れてしまった肉汁をちゃんとつけて、口に運ぶ。舌で潰せるやわらかさの食べ物なので、箸で奥歯の上に運ぶ必要もなく(2や3の食べ物の話)、純粋に美味しさを楽しめる。ファミリーマートの「お母さん」は頑張りすぎだと思う。ありがとう「お母さん」。

ちなみに一時期このネーミングを巡ってお母さん論争が起きていたが、私はピンと来ない。そもそもファミマの「お母さん」はシュクメルリやグリーンカレーも作るから、お母さんの枠をぶち壊してる側だという気がせんでもない。ファミマの「お母さん」のせいで本場のシュクメルリが気になるこのごろだ。

話が逸れたついでに写真に載ってるミントティーについて。消炎作用だか鎮痛作用だかがほのかにあるハーブティーだからみたいな話で、友人が厚意でくれたものである。痛みが和らいでいるのはこれのおかげか痛み止めを飲んでるためかか分からないが、スッキリする香りでおしゃれな美味しさだった。

思いのほか長くなってしまったのでヘッダーのシュークリームに触れるのは次回にさせて頂こう。終わり。