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英語が話せないアラフィフが、何故か外資系企業で働くことにした話。No.2 異文化コミュニケーションの難しさ?

英語がほとんど話せないのに、何故か外資系企業で就業中の、アラフィフ派遣社員ちば子。です。

今回は、仕事でのコミュニケーションの話です。

日本から1歩も出たことがない私、社会人になってからも、ずっと医療機関勤務…その後は日本企業ばかり。

ほぼ、日本人としかコミュニケーションを取ったことがありませんでした。

ですが、アラフィフ直前で外資系企業に飛び込んだため、ここで異文化に初めてがっつり触れることになったわけです。

私の業務の前任者は、本体がある国が母国の方でした。
でも、少しだけ日本語が話せました。

引き継ぎは、リモートで。
なぜなら、前任者は本体に残ったので、既に違うところで仕事してたのです。(日本国内ですが)

リモートで引き継ぎ中、こちらにいる社員さんが、フォローはしてくれました。

なぜなら、相手は…自分の言いたいことを一方的にマシンガントークするからです。

そして、全くの初心者にはすぐに理解することが難しい内容でも、端折りまくる。

その時点で、本体の国の方=自己主張が激しい、もっと言ってしまえば、仕事に責任感がない、適当な人とインプットされてしまいました。

人の第一印象って、最初の30秒で決まるっていうじゃないですか?

そして、その第一印象を覆すのは、とても難しいと。

初めて触れ合う他国の人、私が持ってしまった第一印象が本人だけのものだとしても、その国の人代表!くらいな勢いで、刷り込まれてしまったわけです…

向こうがガンガン主張してくるのなら、普段はあまり自己主張を得意としない私だけど、ガンガン言いたいことは言わないといかん!

というわけで、少しでもツッコミどころがあれば「ちょっと待ったー!」と主張しまくりました。(もちろん日本語で)

だって、まともに引き継がれてない事項についても「これは彼女(私)に引き継ぎしました」とか報告してるんだもん。

そんな適当さは、引き継ぎ資料にも出てました…

なぜなら、長年その業務に携わってたにもかかわらず、マニュアルが用意されておらず。

前任者いわく「自分が業務を引き継いだ時には、ちゃんとしたマニュアルがなかったから」

いやいや、前々からマニュアル用意しとけって言われてたでしょ…異動する前から。

それに、自分がそうされたから、自分も同じことするって…人にされて嫌だったことは、相手にもしちゃいかん!

それは、出自とか母国とか関係ない!!

こちらの社長や上司に再三催促されて、やっと来たものは…単に画像を切り貼りしたものだけでした。

ところで、私が嫌いな言葉のひとつが「適当」です。

私は、風が吹けば飛ぶいち派遣社員。
日本語版のマニュアル作成も、依頼された業務のひとつでした。

だから、今後のことも考えて、曖昧にしてた部分はできる限りクリアにしておきたい。

なんなら、私がいなくても、そのマニュアルがあれば、初心者でもすぐ操作できるくらいに。

そして、派遣社員にはタイムリミットがあります。

無期雇用に転換するか、派遣先の直雇用にならない限り、最長3年しかいられません。

その3年だって、保証されてるわけではありません。
3ヶ月ごとに契約更新がやってきます。

だから、なおさら適当な仕事はできません。

そして、ついに。
ある時我慢が限界を超え、日本語で思いっきりブチ切れました、私が。

なるべく丁寧でわかりやすい表現、かつ柔らかい言葉遣いを心がけましたが、周りにいた社員さんがビビる程度にブチ切れてました。

怒りは、電波にも乗るんですかね?
言い訳させないように、まくしたてたもん、もちろん日本語で。

でも、その結果。
不思議なことに、雑談ができる程度に、コミュニケーションを取り合うことができるようになったのです。

自己主張し返したのがよかったのかしら?

もう、引き継ぎは完了して、独り立ちしているのですが、まあ…未だに前任者の適当すぎる仕事ぶりの尻拭いをする羽目になってます。

社長いわく「あー、あいつはそういうとこあるよなー」

…きっと、適当さは国民性じゃないですよね??ですよね??
(でも、色んな方とやり取りしてるうちに、やっぱりそういう国民性かもしれない…と、ちょっぴり思っていたりします)

それとも、日本人がきっちりしすぎる??

皆様はどう思われますか?

次回は、チャットでのやり取りの話を紹介予定です。

それでは、またお会いしましょう!

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