見出し画像

卵巣嚢腫が3ヶ月で再発した!?そんなまさか


こんにちは。

▽これまでの卵巣嚢腫の流れまとめ▽

2024年5月中旬、激しい腹痛に見舞われる
 ↓
翌週にCTをして卵巣嚢腫発見、手術決定
 ↓
翌週にMRI、悪性の所見あり
 ↓
6月下旬、5泊6日の入院、腹腔鏡手術で左側の卵巣と一緒に摘出
 ↓
2週間後、病理検査の結果良性
 ↓
8月上旬、経過良好
 ↓
11月上旬、経過良好
 

▽これまでの記事一覧


もうこれで経過観察は終わりかな〜なんて思っていたら…

前回の診察から3ヶ月後の2月上旬、診察がありました。
それまでの経過がずっと順調だったので、「今日の診察でしばらく産婦人科には来なくなるのかな〜」なんて思っていました。

いつも通り内診をすると、まさかの展開。

「卵巣が5センチ大に腫れている」

え、また卵巣嚢腫できた?

また手術…………!?

▽主治医が言っていたこと
・右側の卵巣5センチ大に腫れている
・水が溜まっている感じだけれど、血の塊のようなものもある(手術の時もあったけれど1センチくらいだった)


またMRIか

翌週MRIを撮りました。
これまでの人生で2回も卵巣嚢腫の手術をしてきたものですから、あぁこの流れは卵巣嚢腫だろうと、すぐ考えましたし、またかー😇と、入院の覚悟を決めるのも早かったです。いい意味で慣れました。
(でも悪い意味では、痛みをリアルに想像できてつらいのですが…😰)

でも、前回の卵巣嚢腫(奇形腫/皮様嚢腫)が7センチ大になるまでに少なくとも1年以上はかかっていたのに、今回は手術から3ヶ月しか経っていない。こんなに短い期間でまた5センチ大の卵巣嚢腫ができることってあるのだろうか…?
もしかして漿液性嚢胞だったら成長スピードも早い…?


余談ですが、MRIのとき、造影剤を入れたらよだれがすごくてびっくりでした。よだれで溺れる恐怖。涎を飲み込むのも気持ち悪すぎ、苦しくてもうダメかと非常ボタンを押そうかギリギリでした。妊娠中よだれづわりの人の大変さを垣間見ましたね…。



MRIの意外な結果

MRIの2週間後、結果を聞く日が来ました。
(なんで2週間もかかるのかな…と思いましたが、調べたら産婦人科の主治医が画像を見る前に、放射線技師や放射線科医という画像診断をする専門家が見てくれるため時間がかかるのですね。
参考»https://www.kanto-ctr-hsp.com/midorinohiroba/pdf/2020-12/1.pdf

私は「ほぼ確実に卵巣嚢腫だろう、入院するなら仕事が多忙になるシーズンの前に早めにしたいな…」なんて思っていたのですが、
MRIの結果は卵巣嚢腫ではなく腹膜封入嚢胞というものでした。

▽参考に腹膜封入嚢胞について引用します。

卵巣機能が保たれている生殖可能年齢の女性においては、排卵に伴い腹腔内に卵巣由来の液体が貯留するが、腹膜により吸収される。
子宮内膜症、骨盤内炎症性疾患、Crohn病、腹部手術や外傷などより腹膜に侵襲が加わると、液体の吸収が低下し排卵時に産生された卵巣滲出液が貯留され、貯留嚢胞を生じる。

腹膜貯留嚢胞(封入嚢胞)とは?CT、MRI画像診断のポイントは?https://遠隔画像診断.jp/archives/7542

簡単にいうと、卵巣から出た液体が腹膜に溜まってしまったもの。ふつうだったらすぐ腹膜に吸収されるけれど、前回の手術の影響もあるからか、吸収されず溜まってしまった。

腹膜封入嚢胞なので介入はいらない(手術しなくてOK)。
そのまま放置していてもOK、サイズは変わらないか、だんだん小さくなるそうです。
「僕も初めて聞いて知って調べたんですけど…」という言葉は聞かなかったことにしよう。)

腹膜封入嚢胞が卵巣とすごく近い場所にあったもんだから、主治医はMRI前の内診のとき卵巣嚢腫かも?と思ったそうです。
確かに、すごく近いというか接しています。

▽今回のMRI画像です。

卵巣嚢腫ではなく腹膜封入嚢胞 私のMRI画像
すみません、腹膜封入嚢胞が黄色の部分なのか緑の部分なのか忘れてしまいました…🙏



卵巣嚢腫ではないという予想外の展開に、本当に手術は要らないの😳?とすぐ信じられない私。
だって、もし漿液性嚢胞だったら手術だっていうイメージあるし…。

でもとにかく、手術が回避できてよかった。


ちなみに:卵巣を片方摘出したその後

卵巣を片方取る前は、卵巣機能の低下(ホルモンが減る)、特に更年期や閉経が早く来るのではないかが不安でした。
しかし現在、手術前との違いは何一つ感じていません。生理の感じも以前と同じです。生理がきたり、排卵日近くになるとおりものがしっかり増えたり、以前はなんとも感じていないことに卵巣の存在のありがたさを感じる日々です。

残った片方の卵巣が、頑張ってくれています。ありがとう。

残っている片側卵巣はどのくらいの大きさなのか?もともとの半分以下でしょうか?と聞いてみたところ、「(癒着で埋もれていて見えなかったものの)過去の卵巣嚢腫の摘出手術時の年齢(21歳)からすると、ほとんど卵巣は削っていないのではないか。なので現在残っている卵巣も半分以上残っていると思いますよ」。嬉しいですね。

(今思い出しましたが、4年くらい前に卵巣年齢45歳くらいだったけれど、どう解釈しようかしら…)


また再発したら次は速攻手術する

今回、人生3回目の手術をリアルに想像して気づいたことがあります。
こないだの手術前とは心境が違うなぁ、と。

前回は、卵巣嚢腫だけ取るか、卵巣嚢腫が再発することを防ぐために卵巣ごと取るかで迷って結局卵巣ごと取りましたが、
将来また卵巣嚢腫が再発しても、迷わず『卵巣嚢腫だけ取る(卵巣をできるだけ残す)』ことを選択すると思います。
何度でも手術をしてやろう、くらいに思います。
(事前に卵巣がんだとほぼ確実に診断されていたらすごく迷うでしょうけれど…)

それは、卵巣がいかに自分にとって大切なものか分かったからです。

、、、と言っても、私はもうすぐ33歳。長くても大多数の女性が閉経するまでの十数年くらいの話です。



ちなみにちなみに

診察にて、「いまさらですが前回の手術前に悪性の所見があると言っていたのはMRI画像でいうとどのあたりだったのか?」と質問してみたところ、下のような感じでした。

▽前回のMRI画像。画像では一部しか写っていませんが、このほかにも嚢腫の周りに見られるつぶつぶが悪性か怪しかったそうです。

私の卵巣嚢腫と悪性所見が見られると言われた部分 2房性皮様嚢腫MRI画像

「でも奇形腫の場合だいたいが良性ですが」、、、って おーい!それなら卵巣ごと取らずでもよかったんじゃないか😂!?(取った嚢腫の病理検査が悪性だったらまた手術するという選択肢もあったんじゃないか?)なんていまさら思っております。




それでは、今回の経験談は以上です。
お読みくださりありがとうございました。何かお役に立てていたら嬉しいです。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?