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桐島洋子さん

エッセイストの桐島洋子さんがアルツハイマー型認知症と聞き、何かの間違いではないかと思うほど驚いた。

「聡明」という言葉が誰よりも似合い、世界をまたにかけるアクティブで自由奔放な彼女は認知症など無縁な人ではなかったのか。

大宅壮一ノンフィクション賞受賞の「淋しいアメリカ人」を読んで以来、私にとって桐島洋子さんは尊敬し憧れる人生の師のような人だった。

「淋しいアメリカ人」を何度も読み返し、出版される著書を次々と求めた青春時代は自分も彼女のように生きるのだと心に誓っていた。

それから遥か年月が流れて今回の情報を知ることとなり、まるで自分がアルツハイマーの宣告を受けたかのようにショックで落ち込んでしまった。

どんなに立派な人でも、どんなに気をつけていても人は遅かれ早かれ認知症になってしまうのだろうか。

折しも今日9月21日は世界アルツハイマーデーだそうである。







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