見出し画像

昭文社とゼンリンが出展

6月28日から東京ビッグサイトで開催されてるキャラクターやブランドなどライセンスビジネスの展示会「第13回ライセンシングジャパン」に昭文社が、メタバースやデジタルツインなどさまざまなXR(VR・AR・MRなどの総称)技術が一堂に会する「第3回XR総合展」にゼンリンがそれぞれ出展した。

根強い「ことりっぷ」のブランド力
昭文社は今回、ライセンスビジネスに特化した展示会「ライセンシングジャパン」に出展、同社の主力ガイドブックである「ことりっぷ」のライセンスビジネスをアピールした。
累計1800万部を越え、一つのブランドとしての継続力も15年を超える「ことりっぷ」。
「ことりっぷ」ブランドのコラボレーション商品は数多く作られているが、今回は更にそのブランド力を生かすべく、ライセンスビジネスを拡大していこうという戦略だ。
一つのブランドがこれだけ長く広く続き広まる例は近年ほとんど見られない中で、「ことりっぷ」ブランドがどこまで伸びていくのか、注目したい。

「ことりっぷ」ブランドの開発商品を展示する昭文社のブース

順調に伸びるゼンリンの3Dソリューションビジネス
一方のゼンリンは、地図ジャーナル本誌でも過去に特集としてとりあげた3Dソリューションの展示を行った。
ゼンリンの3D都市モデルデータは、既に国内21都市の整備を終えており、広域3次元モデルデータも全国を整備した。
当初、後発のPLATEAUの登場など、国や公共機関が3D地図データを整備・公開する中で、民間企業がどこまでビジネスを展開できるのか、不安視する声もあった。
しかし、ふたをあけてみれば、PLATEAUの登場は3D関連ビジネスを活性化する相乗効果をもたらすこととなり、3Dデータでは老舗ともいえるゼンリンも好調の波に乗っている。
現在ゼンリンの3D地図データを導入している企業は自動車メーカーや建設業界など400社を超える規模にまで成長してきている。
当初はBIM・CIM関連での活用が想定されていたが、現在では利用は幅広い分野へと広まっており、今後さらなる拡大も予想される。
今後の日本における3Dデータビジネスの動向を占う上でも、ゼンリンの3Dソリューションに注目し続ける必要がありそうだ。

今回は3Dソリューションに特化したゼンリンのブース

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?