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【選挙ウォッチャー】 宮城県議選2019・若林区レポート。

今週は、10月18日告示、10月27日投開票の宮城県議選のレポートを毎日立て続けにお届けしておりますが、今日は「若林区」のレポートをお届けいたします。若林区もまた衆院選では「宮城2区」ということになりますので、データとして取る必要があります。

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若林区の定数は3で、ここには4人が立候補しているため、この中の誰か1人が落選する形になります。4人の内訳は、自民党2人、立憲民主党1人、共産党1人です。こうなってくると、だいたい落選するのは共産党ということになりがちなんですが、実は、ここでは共産党が健闘し、当選を果たしています。では、落選したのは誰なのでしょうか。


■ 福島一恵候補の主張

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共産党の福島和江さんは、両親が母子家庭で育ち、祖母たちが戦争を生き延びたおかげで平和やジェンダーの平等を手に入れることができたという意識を持っているため、憲法9条改正には反対しているピースフルな女性です。これまでに仙台市議を5期、宮城県議を1期務めてきたベテランで、水道民営化反対、女川原発再稼働反対、子供の医療費18歳まで無料などを公約に掲げています。その主張は真っ当だと思うのですが、ゴリゴリに共産党なので「福島かずえへの1票は安倍政権終わらせ、野党連合政権への力」だとアピールしていました。


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