１０月１９日公示、１０月３１日投開票で、衆院選が行われました。思えば前回の衆院補選は、まだ新型コロナウイルスが存在せず、自由に取材することができていました。やたら桜が綺麗だったことを覚えています。早くあの景色を取り戻したいですが、僕たちは今、オミクロン株に悩まされようとしていて、ワクチンも抗体カクテル療法も効かないということで、振り出しに戻されている感じがします。２０２１年の衆院選が行われた頃は、ちょうどデルタ株が落ち着き始めた頃で、僕もギリギリでモデルナのワクチンが接種できたので、新型コロナウイルスに感染することなく、全国の衆院選を見ることができました。

北川 晋平　　３４　新　自民党
宇都宮 優子　４５　新　立憲民主党
松尾 正利　　６２　新　日本共産党
藤田 文武　　４０　現　日本維新の会

２０１９年の衆院補選を取材できた縁で、大阪１２区もそれなりに面白くなるのではないかということで、クラウドファンディング募集時に大阪１２区も取材計画の中に入れていたのですが、けっこう選挙をやる前から結果が決まっているような選挙区になってしまい、ここは選挙ボードの写真を撮るだけで通過させてもらいました。

■ 松尾正利候補の主張

松尾正利さんは、父が長崎で被爆、母が東京大空襲で姉を亡くした経験から戦争に反対し、核兵器禁止条約を批准する日本を作るために衆議院議員になりたいと立候補していました。コロナ対策にも力を入れており、ワクチンや生活相談を受けながら、議員ではなくても積極的に地域の人たちの生活を支えるために尽力してきた人物です。２０１７年の衆院選にも大阪１２区から立候補していましたが、２０１９年の衆院補選では宮本岳志さんに譲り、２０２１年は再び東京１２区から立候補しました。共産党なので票を取れませんが、その主張は真っ当です。衆院選終了直後からＳＮＳの発信は止まっており、今回で最後になるのか、次の衆院選にも立候補してくるのかは分かりません。もし次の衆院選にも立候補するのであれば、日頃からＳＮＳで情報を発信することは、とても大切です。