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夫の母の味、シソ巻きフライ

先週末、「EAT LOCAL KOBE」なるファーマーズマーケットに行ってきました。道の駅とかで買い物するの、好きなんです。縦15cmほどの大きなシソの葉を買いました。それから、葉っぱがわさわさついたかぶらと、海洋深層水で作られたという寄せ豆腐と。

わたしにとって、大森家の母の味(夫のお母さんの味)は、ホタテのシソ巻きフライです。ホタテの貝柱とスライスチーズをシソで包んで揚げて、ケチャップ&マヨネーズでいただきます。わたしの実家では、そんな合わせ技的なフライは食卓に上がらなかったし、フライにかけるのはタルタルソースかウスターソースだったので、初めて食べたときは衝撃を受けました。新鮮だし、甘いやら苦いやらの味覚が一気にやってきて、すごく美味しいし!

月イチで泊まりに行かせてもらってるものの、そういえば最近、シソ巻きフライ食べてないなーと、わたしの手がちょうど収まりそうな大きなシソの葉を見て思い、よほどのことでは上がらない腰を上げて、家でフライを作りました。商店街で数店まわっても大ぶりのホタテに出会えなかったので、お肉屋さんで切ってもらった一口ヒレで代用。普段、お店で付け合わせのシソを超絶スルーする夫も、がぶりがぶり口に運んでいました。ひよこも、衣がかぶさってシソに気づかず、かぶりついていました。かじって気づいたようだったけど、そのまま続行。ケチャップ&マヨネーズ効果かしら。

そういえば、つまようじの代わりに、巻きがはがれないようにスパゲッティを指すのも、お母さんに教えてもらった技です。揚げてるあいだにスパゲッティが柔らかくなるので、食べるときに抜かなくてよくなります。お皿に盛るときも、つまようじ同士のケンカは起こらず、フライの山がうず高くなったり、山を切り崩すときにジェンガのようにバランスを気にする必要がない。なんて画期的。以来、わたしも、ロールキャベツのときなんかも、スパゲッティで留めるようになりました。

今日美味しいものを食べて、今日家族と睦みあって、今を幸せに生きましょう。

瀬戸内寂聴

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