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わっぱ弁当、修行中

花びらがさらさら舞うのも綺麗だけど、花ごと、竹とんぼのようにくるくる回りながら落ち行くのも、またいいですね、桜。2016春、わたしは、わっぱ弁当と、Instagram(ここに居ます)をはじめました。

お弁当を作ること自体は、結婚以来、平日週3~4のペースでやっていて、なんだかんだで、歴7年半。おかずづくりは手慣れたものだけれど、構成や詰め方は、へっぽこです。3品あって、色合いも3色以上ならいいやー、くらい。夫は営業車でひとりで食べるので、「妻の沽券が…!」とならないのも、上達に励まない大きな要因です。彼自身も、たまご焼きと肉系のおかずが入っていれば、見た目にこだわらないし。

夫は、タイガーの3段式(汁物・ごはん・おかず)の保温弁当箱を愛用し続けていて、現在2代目。わたしはこだわりなく、ここ2年は、母にもらったSuicaのシール蓋のお弁当箱(かわいい)を使ってきました。が、ついに、蓋がたわんで閉まらなくなってきて。そんなとき、ちょうど始まった、楽天スーパーセール。前々から気になっていた曲げわっぱを、えいやっとポチりました。

届いた曲げわっぱに、ほくほく笑顔でおかずを詰めてみると、なんだこりゃ…!です。実に、みすぼらしい。いつもと同じおかずたちなのに。わっぱの高さに対しておかずが沈んでるのと、色合いが乏しいせい。ほくほく笑顔を泣き面に替えて、ああでもないこうでもないと触ってみると、なるほど、「盛り」つけなあかんのですね。色合いも、黄色(たまご焼き)、茶色(肉系)、プラス1色(赤 or 緑 or その他)じゃ足らなくて、赤色と緑色は、両方いる。ふむふむ。その、記念すべき1作目が、↓のノートのヘッダー写真でした。(たまたま、ひよこと出かける日に作ったお弁当)

まだ修行の入り口に立ったばかりで恥ずかしい姿ですが、unimamさんが部長の「 #note弁当部 」に入部(※)しようと思います。今はエフェクト頼み(笑)のお弁当写真ですが、じょじょにお弁当そのものが「おいしそう」に詰まっていく……はず。
(※)note弁当部への参加は、#note弁当部 タグをつけて投稿すればOKです。

たっぷりのお湯をわかした。お湯がわくまでのあいだに、大小のボウルやしゃもじを端から洗う。プレイヤーからチェッカーズが流れている。果歩はこういうことが好きだった。これをしてあれをしてそれをして、そのあいだにこっちをこうしておいて。余計なことを考えずにすむ作業。

江國香織「ホリーガーデン」


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