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第2子「長女」の妊娠・出産まで④

出産のために入院してから2回目の朝を
産婦人科で迎えた日のことです。(3日目)

それまでベッドはほぼフラットで
常に横になっていましたが…
なんだか息苦しいような感じになって。

ちなみに産後からずっとベッドから動かず。
一度も降りてないのです。

でもとにかくなんだか苦しい。
呼吸がうまくできない、なんか変。
いや確実に今までと違っておかしい。

ひとまずベッド頭の高さをボタンで上げ
様子見たけど、変わりなく苦しい。

さすがに何かやばい事態だと
ナースコール押して看護師に来てもらい
話をしようにもうまく話せなくて。

なんとか「く、く、くるし…いです」と
今の状態を伝えるとすぐさま
サチレーションを測ってくれました。

その時点で基本96〜99%あるべきものが
94%まで落ちていました。
しかも少し話せばさらに数値は下がり。

急いで酸素を使うことになり。
酸素を使えばなんとか97%くらい。

酸素つけた状態でこの数値なのは異常。


ここではじめて、私は医療センターへ
搬送されることが決定しました。

ドタバタと搬送準備をされて
いつもは長男の付き添いとして救急車に
一緒に乗る経験は山ほどありましたが
実際自分がストレッチャーで運ばれる側は初。

感想としては「まじで勘弁して」と思うレベルで
身体が辛くて救急車に乗ってるのに
この救急車のせいで悪化しそうなくらい揺れて。

吐き気に怯えながらなんとか我慢して
やっと医療センターに着きました。

長男でいつもお世話になってるところで
今長女が入院している病院です。


なんなら私がこんなことになってる最中
長男も同じ日の明け方に痙攣して
医療センターに搬送されたらしい。

一家揃って医療センターに集結。苦笑


私は医療センターで普通に聞いたら
1番怖いと思う「原因不明の熱発者」として
一応産婦人科の管理下の元で
今思えば超〜リッチな「特別個室」と
呼ばれている完全個室の病室に隔離。

当時普通の個室が満室だったらしい。

ただしトイレだけは歩いて欲しいと
医療センターについてすぐ
バルーンを抜去されました。

でも歩けないけど…苦しいしと
思いながらも点滴で水分はかなり
入ってしまっているために
経口摂取はしてないけどトイレは近い。


なんと。酸素がトイレまでのびないから
ポータブルトイレにするか
トイレだけ酸素外していってくださいと。

つまり、そこまでひどくないのかね?あたし?
なんて思いながら気合いで歩いていきました。

正直、身体も下腹部も痛みません。
けれど呼吸がとにかく辛かったですね。

そしてベッドに辿り着く前に床に
まじで倒れそうになることも。
酸素しないと呼吸停止するのではと
思っちゃうほどにとにかく辛い。


そのあと、もう数え切れないほどの検査。
でも感染者とみなされているので
検査も検査室ではなく、超〜かっこいい
デカイ機械が部屋に入ってきて
私はベッドに横になったままで
特別個室内で色々検査しましたよ。

そして検査終了後にびっくり発言。
「娘さん(長女)は入れ違いで、先ほど産婦人科へ転院されましたよ。よかったね」
えええええ!いや良いことだけど!
入れ違いなのか〜ショック。苦笑

主人もあっち行ったりこっち行ったり
大変だな、でもごめんね無理だわ。


検査はかなり詳しい検査をしたみたいで
当日中にはいくら医療センターでも
結果は出ないんだとか。2日後らしいです。

でも、その2日間とにかくしんどかった。
食事は出されたけど数口が精一杯。

食事量が少ないからと点滴足され。
酸素使ってるし熱はずっと下がらないし。

かれこれ38.0以上になってから丸5日経過。
もはや何も1人じゃできなくなってた。

iPhone持つのでさえ重いと感じるほど。
箸持って皿持ってご飯食べるだけで辛い。


そんな状態で過ごしていき。
やっと診断結果が聞けると思ってたら
「何も異常が見つかりませんでした」
という2回目のカルチャーショック!

しかもトドメを刺したのが
「原因がわからないのに症状としてここまで現れているとなると、膠原病の可能性があります。こうなると色々厄介です。ただし、もう一度だけ再検査させてください。今度は検査範囲を最大限まで広げて検査します。それでも原因が不明ならば、膠原病ということになります。ちなみにこの検査は2日ではなく、もっとかかります。下手したら退院の方が先かもしれません」
ということでした…

ちなみに出産後5日目のことです。
本来ならば明後日退院できるはずでしたが
到底無理だろうなと思い諦めることに。

酸素もまだ外れてない。息切れ。
胸が苦しい。食事が取れない。
起きているのもしんどい。
何より高熱ではないけれど
まだ平熱まで下がらず発熱状態。


本当にこのままでいいのだろうか。
早く帰らないと長男も待ってるし
主人にも迷惑かけてるし
何より長女に早く会ってみたい。

でも考えはするけど「無理だな」と
割とプラス思考な私でさえ諦めるほど
本当に本当にしんどいものでした。


長くなってしまい申し訳ありませんが
ひとまずこちらで終わりですっ

次回、いよいよ診断名が…!

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