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祈るとき鶴折る国や鳥渡る

また大きな紛争が始まった。近い地域ではない、が、やはり本当に心が痛む。

暑かった夏も過ぎ、近所の池には鳥が例年のように渡って来ている。池も賑やかになってきた。
きっとシベリアからの鳥たちももうすぐ到着することだろう。

静岡市清水区にあるカトリック教会が年内で取り壊されてしまう。その前に、チャリティーコンサートなどを行うのだが、そこで、2000羽余りの折り鶴を舞わせたいというプロジェクトがあり、そこに偶然に関わっていて、写真は、試し飛翔である。自由に舞うような折り鶴は美しい。そもそもこの教会が美しいのだが。
2000羽という数には驚くが、関わってみてそれより驚いたのは、老若男女、この国のどの人も、鶴を折ることができるということ。
そのためか、あっという間に2000羽の鶴が各地域から届いたという。
鶴を折る。それは、何気ないことだけれど、誰かを見舞う時のメッセージだと改めて思う。

居る鳥も来たる小鳥も同じ木に

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