ハンドリングより体重移動が肝だぞ!

1週間ごとにテーマをかえてエッセイを綴る試み、今週はテーマ「手のひらサイズ」です。今日は2日目で「ハンドリングより体重移動が肝だぞ!」です。


_______________________________go!


子どもを乗せる電動自転車は快適だ。
電動の力で漕ぎ出しが軽いし、坂道だってスーイと登れる。
乗り始めた頃は重くて、デカくて、小回りの効かない不自由な乗り物だと思っていた。

だけど、コレを買って、毎日娘を保育園の送り迎えに行くようにになって、早4年が経つ。
もう乗りにくいのは、普通の電動ではないママチャリの方だ。
ちょっと買い物に行くのにも、この電チャリを使うくらいに乗り慣れた。

何がそんなに乗りやすいのか。ある時から、この重さがバイクに似ていると気付いてからだ。

わたしは若い頃二輪のバイクに乗っていた。FZ400っていうバイク、知ってる人はいるだろうか。ネイキッドタイプの中速回転が気持ちよく伸びていく、街乗りもイケるけど、通勤時のメリハリが必要な走りや、ツーリングでの高速を楽しみたい走りにもイケる。乗りやすいバイクだった。見た目は若い女子が乗るにはちょっとおじさん風だけど、バイク乗りからしたら、ネイキッドだけど、シャープでコンパクトに見えるし、ちょっとイケイケな感じで、しかも女子が乗っていたら心をくすぐる。これを乗っていた若い頃、おじさんにモテたな〜。本人は自覚していなくて、大人になって、そう言えば、モテていたと分かったのだから遅いけど。

そんなバイクに似ているとはどういうことだ。
バイクって重いんですよ。取り回しにコツがいるんです。
アクセルを回して、速さのコントロールをしながら、体重移動で鉄の塊の方向をコントロールする。
教習所で習うんですけどね。
バイク乗りはバイクを立ち乗りでアクセルの微調整と体重移動だけで八の字走行をするとかいうことをします。
腕の力に頼らないバイクテクニックの賜物です。

それとおんなじことが電チャリでも通用することに気づきました。

どういうことかというと、重い塊も体重移動を使えば安易に曲がるということ。
ここでの体重移動は腰の入れ方や体重の掛け方がポイントになる。

左に曲がる時にハンドルを傾けるだけだと、まっすぐ進もうとしている鉄の塊の力は前を向いてるのに、ハンドルを無理やり向けても曲がらない。腕で曲がろうとするから腕に力が入って疲れちゃうんです。

そこで左に曲がるときには、重心は左、お尻は少しだけ、くっと右に入れて、ハンドルも合わせて操作するとすんなり曲がれます。電動のパワーがあるのに、自転車は軽いからやりすぎると結構な勢いで曲がるのでほんのちょっと意識するだでオッケー。

腰の重心を意識するだけで、電チャリも小回りのきく、乗りやすい乗り物になる。ハンドリングはそのあと。

電動自転車は、ハンドリングより、体重移動が肝だぞ!
でも、今日も安全運転でいってらっしゃい!!

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