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潮汐力

月の引力が潮の満ち引きに影響する力を潮汐力、ちょうせきりょく、というそうだ。

先日読んだ、月に関する絵本では、潮の満ち引きが何かの影響を受けているのはわかったけど、それが何に引っ張られているのかの記載がなかった。

月に引っ張られているという意味だと思うけど、確かな記載がないから、果たして本当にそれでいいの?ってところで悶々としてしまった。

だから今度は本屋に行って、月の本を探してきたんだ。
そうしたら、ちゃんと書いてありましたよ。

ズバリ、潮の満ち引きは、月と太陽の引力と地球の遠心力が関係していた。

ただし太陽の引力は、月の引力の46%くらいなので、月の引力の方にやはり大きく影響を受けることがわかった。

ちなみに地球自身の引力のうち、月の引力は地球の10万分の1なんだって。


月がひと月かけて地球を一周する中で、太陽と月と地球が一直線に並ぶ時がある。その時、干潮と満潮の差が一番大きくなる。それを大潮という。

この大潮の時は、ちょうど月が、地球を周っている、新月と満月の時。

大潮の反対の、太陽と月の引力が打ち消し合う力が働く時に、干潮と満潮の差が一番小さくなる。それを小潮という。

この小潮の時は、ちょうど月が、地球を周っている、上玄と下弦の月の時。

潮の満ち引きが月の引力によって起きている。それが満月や新月の時に起こるのは、こんなわけがあったんだってことが、これを読んでやっとわかった。

月のきほん
作 白尾 元理

内容はとてもわかりやすい。
子どもの絵本の内容では足りない部分がわかりやすく書かれていて良かった。
旧暦の月の名前についても書いてある。これもまた今度ちゃんとまとめて書いていきたいな。




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