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眠れぬ夜に三日月のお砂糖(ちいさな物語)



ほろほろと溶けてゆく 三日月のお砂糖



それは夢の扉を開く 甘くせつない香り



ほろほろ 夢の中へ 静かに溶け落ちて

雪のような ちいさな白い花になった



白い花に




ちいさな白い花は 今もこころの淵に咲いている



遠くからでも とてもいい香りがするの




・・・・くれるの?  私に

私のことを 覚えているの?



いい香り・・・・



あの人に逢いたくて



今宵もまた 逢いたくて

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