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詩集『イギ』試し読み

『イギ』という詩集を青磁社から出版しました。(青磁社 Amazon )「ユリイカ」や「現代詩手帖」に寄稿したものもありつつ、多くが書き下ろしです。
外からは廃墟、開けば砂漠の青空を思わせるような初版限定の装幀は、濱崎実幸氏の手によるもの。ぜひ手にとってご覧頂ければ幸いです。頁をめくるたびに紙の匂いが香り立ちます。

『砂丘律』、『千夜曳獏』と存在の根源的な孤独に向き合いながら短歌を詠み継いできた千種創一が放つ初の詩集。 短歌を素地とした確かな修辞力で現代詩に新たなページを刻む一冊。 中東の難民、テロ、そしてジェンダーなど現代社会が抱える諸問題に真っ向から取り組んだ意欲作。 2021年現代詩「ユリイカの新人」受賞。

青磁社ウェブサイト

試し読みとして『イギ』から「レンズ豆のスープ」と「残つてゐた七枚」を公開します。

<レンズ豆のスープ>


<残つてゐた七枚>


予約・注文方法は次のとおりです。多くの方にお読み頂ければ幸甚です。
青磁社からの直接注文(送料無料)
Amazon
・各書店の店頭(イギ/千種創一/青磁社と伝えれば注文可)

【略歴】千種創一(ちぐさ・そういち)1988年名古屋生。2005年頃作歌開始。2015年『砂丘律』(青磁社)。2016年、日本歌人クラブ新人賞、日本一行詩大賞新人賞。2020年『千夜曳獏』(青磁社)。2021年、現代詩「ユリイカの新人」受賞。2022年、『イギ』(青磁社)、ちくま文庫版『砂丘律』(筑摩書房)。

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