見出し画像

子どもと離れたくてフリーランス始めました

先日、4月から通う保育園が決まったという通知が届いた。
姉妹揃って家から徒歩5分の第一希望の保育園に受かったので、来週さっそくみんなで面談に行ってくる。3歳の長女は3月で今の小規模保育所を卒園予定だったから、無事に行く先が決まってとりあえず一安心。

6月に千葉から宮城へ転勤して、10月から保活して小規模保育園に通い始め、慣れたと思ったらまたハラハラと保活をして・・・。保活中っていくら戦略的にやっても「結果は神のみぞ知る」状態なので、予定通りに進路が決まってよかったなぁと思う。

ちなみに10月の保活も今回の保活でも、私の職業は「自営業」として提出した。フリーランスのWebライターなのでそう書くのは当たり前なんだけど、実は保活をするまではライター1本でやるつもりはサラサラなかったのだ。
子ども達が大きくなる前にやりたいことには挑戦しておきたいけれど、収入面や保活の点数のことを考えたらパートと兼業の方が無難だろうって思っていたから。
でも市役所で担当の方に保活について教えてもらいにいったら、「パートと兼業の方が点数が下がりますよ」と想定外の言葉に驚いた。

保活は全て点数が上か下かで優先度が決まる。勤務時間が長ければ点数が高いし、短ければ低い。
自営業としてフルタイム勤務なら最高得点だけれど、パートを始めるとなると「求職中」という扱いになるから点数が一気に下がると言われた。ちなみに、低所得者や高収入の人以外は点数に収入は全く関係ない。

私はすでに時間をかき集めてライター業をしていたので、「それならライターで申し込んで、いざとなったらパートに出たらいっか」なんて軽い気持ちで書類を申請したら、運よく小規模保育所に姉妹揃って通えるようになった。
それがきっかけで、うっかりフリーライターとして独立することになったのだ。

保育所に通い始めてすぐに姉妹揃って熱を出したり、家に帰った途端不機嫌MAXになる日が続いたりと、子どもたちをフォローで手一杯だったように思う。
やっと慣らし保育が終わって「自分だけの時間が作れる」と思った時は相当嬉しかった。朝の送迎を終えて家に帰ってきた時、思わずニヤニヤしながら飛び跳ねた。思う存分自分のやりたいことができる!最高!!!あぁ最高!!!
良い先生方に恵まれ子どもたちも楽しく1日を過ごせる上に、私も自分のやりたいことに全力を注げる。なんて最高、保育園万歳!!

母親として子どもたちと離れたいと思うなんてどうなの・・・という罪悪感は、嬉しさで吹っ飛んでしまっていた。
どうやら私は我が子であっても、ずっと一緒はしんどいタイプの人間らしい。
子どもたちと一緒なのは朝と夜の数時間だけだけれど、ずっと一人で子どもたちと過ごしていた時よりもよっぽど機嫌良く過ごせるようになった。

仕事も続けたいし、イライラしながら子供達と過ごす生活には戻りたくない。
だから今回の保活も全力を尽くした。ちゃんと決まって本当によかった。

この話を他のママにすると「よくやるよね」とかそんな反応が返ってくる。
確かに保活はしんどいし、フリーランスはやることだらけで手が回らないけれど、それでも私はこの道を選んでよかったと思う。
だって全力で自分のために頑張っておかないと、きっと私は後悔していたと思うから。
「あの時頑張っておけば・・・」なんて思う日が来るのは、絶対嫌だったから。
ましてや自分が動けなかったことを、家族のせいにするような未来には絶対したくなかったのだ。


ママになっても自分のために全力で動いていい。そう私は思う。
全力でやりたいことに挑戦して、そのために家族を巻き込んだっていい。
子どもを産んだくせに自分を優先するのはワガママ?
そんな心の声が聞こえた時、私はこう反論している。
男の人はパパになっても平気で残業したり飲みにいったり行ったりしてるじゃん!
なんで女性ばかりが「母親ってこうあるべきよね」っていう誰かの理想に縛られないといけないの?


母親になったって、人の本質は変わらない。
誰かの理想を叶えるより、自分の理想をつかむ方がずっといい。

しんどさを耐え抜くくらいパワーがあるなら、ちょっとでも楽な未来のために頑張ってみることも大事だと思う。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?