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ファジリックファクタス 第一章

何か、特別なものを持っていないと駄目なのかな?それとも誰かが持っているものなのだろうか?それとも、神様が創ったものを持ってないといけないのだろうか?
紅いビロードの兎の瞳。私達は一生ここから抜け出せない。

 豪華音が鳴っている。全ては私のものだと信じるものがありました。シャーク.ミリオドロは1956年の八月末。こんなことを言いました。
「我等の参華ここにあり!我等と共に行くのだ!神の最果ての中へと!さぁ、飛び込め詩人達よ!我等と共に唄うのだ!そこに何かがあるならば、我々は貴方と共に信じ合える仲間と共に、我々参華の音がする!」

「気が狂っているぞ!シャーク.シャーディス!気狂い詩人が何の様だ!!」
「我々、参華が歌って踊るのは、全て業火の元に産まれ、業火と共に死ぬかも知れないという、致しかな甚だしい不安の元にあるからだ!我々と共に仲間を増やし、我と共に最果ての中で死ぬこととする!エデンの園の獄官を我々と共に見、見つけ、最果ての中に我々はいなくてはならない!神の斬撃を今から見よ!そして想い、死ぬのだ!我々、神の子、人間と共に!!!!!!!!」

シャーク.シャーディスの強かんが聞こえる。我々一味と戦い、全てを失った我々の傘下の獄官警察のシャーク.シャーディスの歌声が今まさに死のうとしている。我々、アンディアンティ警察の中で尤も謳われた英雄は今、ここで亡くなろうとしているのかも知れない。

「アンディ。」
「シャロナス。」
「どうした?アンディ?シャークさんの歌声が響き渡るのか?」
「シャロナス。我々と共に唄い、踊った英雄が今まさに死にそうだ。」
「死刑判決はまだ出ていない。我々と共に最果ての場所を取り、人間と共に死んでいった、シャロナス.シャロス様だ。何かの考えがあってのことだ。」
そう言ってシャロナスの瞳から涙が出ていった。ーこんな姿、診たくはなかったー


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