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お金の奴隷にならないために、"本当の目的"を見つめる。


半年ほど前から東京と長野の二拠点生活をはじめ、暮らし方や働き方が一変しました。めちゃくちゃ今の自分にフィットしています。

二拠点生活をはじめたときは、まさか数ヶ月後に新型コロナが世界中を襲って私たちの生活を脅かすことになるとは想像もしていませんでしたが、他人のペースではなく自分のペースで暮らし、もっと自分と向き合う時間を大切にしたいという気持ちから、思い切って長野に拠点を増やしました。

生活が大きく変化して何よりも驚いたのは、自分の時間が増えたと同時に、その時間を使って自分が過ごす時間を大切にできるようになり、生活コストが一気に下がったということ。

「今まで無意識に色んなところで消費していたんだなぁ」と、変化したことで気付けた部分がたくさんあります。

以前は、お金や肩書きに縛られて、見えない未来に不安を抱えたこともあったような気がします。深く悩んでいたわけではないけど、今思い返すと、そんな不安が無意識に心の中にあったんだろうなと。

ですが、お金というのは、あくまでも自分の "やりたいこと" や "好き" を叶える手段に過ぎません。

二拠点生活を視野に入れはじめてから、「お金や肩書き以外に、何が満たされれば幸せを感じられるか?」という "本当の目的" に目を向けるようになりました。

"やりたいこと" "夢" "好き" が見えないと、見通しが立たない未来に不安を感じ、お金で不安をなくそうと、お金に支配されやすくなってしまうような気がします。

まずは本当の目的をちゃんと見る。それを実現するためにはどのくらいのお金が必要だろう?と可視化してみる。多くの人がお金の稼ぎ方ばかりに目を向けがちですが、まずはお金の使い方を考えること。

以前は、二拠点生活はもっとお金がかかる大変なものだと思い込んでいましたが、向き合って色々と調べていくと、インターネットやシェアの力で、めちゃくちゃコストを下げて簡単に実現できることなんだと知ることができ、想像してる以上に"好き"をカタチにしやすい時代になってきているんだなぁと実感しています。

世界一周したいとか、大豪邸に住みたいとか、なにも大きな夢を描く必要はありません。

住みたかった場所に住む、行きたかったお店に行ける、食べたかったものが食べられることだって、立派な夢を叶える行為だと思います。

"フューチャリスト" ではなく "ナウイスト" になれ

これはMITメディアラボ所長で実業家の伊藤穰一さんがTEDで語った言葉。

誰にもどうなるかわからない見えない未来よりも、"今" に集中して、「何が一番したいかなぁ」「何が好きかなぁ」と考えてみるのです。

お金や肩書き、他人からの評価に縛られず、本当の目的をまっすぐ見つめて解像度を上げていくことで、日常がより豊かなものになっていくんじゃないかなぁ、と感じます。


武藤千春

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