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子どもに伝わる叱りかた

こんにちは、富森ちひろです。

今日は、「自分の“当たり前“は、相手にとっては“当たり前じゃない“」というお話です。


あなたは、相手をうまく叱ることができますか?
「なんでこんなこともできないの!」
「どうして今これをしてくれないの!」
「こっちが正しいでしょ!?」
といったことを感じることはないですか?


例えば子どもに対して、
「どうして今ちゃんと着替えないの!」
「お部屋を片付けてって言ったでしょ!」
「テレビばかり見ていないで、勉強してよ!」
と思うこともあるかもしれません。


そのあなたの考え方は、一般的には“正しい“もので“合理的“で“間違いがない“ものかもしれないです。
でも、誰にでもその考え方が正解として理解できる場合ばかりではありません。

その正解は、あなたの“正しい“なだけかもしれないです。

例えば、さっきの
「お部屋を片付けてって言ったでしょ!」
という声かけがあったとします。

その言葉自体は間違っていません。
散らかっている部屋で過ごすことは
・集中力が減る
・ストレスが溜まる
・探し物ばかりで時間がかかる
・持ち物の把握ができず、同じものをまた買ってしまうことがある
といったデメリットが多いと言われています。

また、親としては
「片付いた部屋で生活してほしい」
「自分で片付けができるような子になって欲しい」
「自分が片付ける時間をとりたくない」
などと言った気持ちもあるかもしれないです。


でも、
「今すぐ部屋を片付けること」が、今のその子の正解とは限らないんです。

今は片付けることよりも、やりかけの遊びに集中してやりたいのかもしれません。
もしかしたら手の届くところにものがあった方が、便利だから置いておきたいのかもしれないです。
他の人に片づけてしまわれると、ものの場所がわからなくなって困るから嫌なのかもしれないです。
ただ、単純にいつも「片づけなさい」と言われることに、嫌な気持ちになって反抗しているのかもしれないですよね。


きっと、注意して叱っている内容は、間違っていないと思います。
でも、子どもには、子どもなりの考え方やルールがあるかもしれません。


だから、自分にとっての「〇〇すべき」の考え方は、
もしかしたら今の相手にとっては違うのかもしれないな、と思うことも時には大切なのかもしれません。


ただ、相手の意見を優先するだけではこちらの意見が通らず、困ってしまうこともあります。

こちらの意見を伝える時には、
「私は正しい!だからいうことを聞くべきだ!」
というスタンスではなく、
「私はこう思う!だから、こうしてみない?」
という提案の姿勢で伝えてみませんか。


大事なことは、
「きっと改善してくれる」「話をきいてくれる」と
相手を信じて向かい合って伝える事です。

その姿勢があれば、相手もきっと受け入れてくれるようになりますよ。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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