【インタビュー】10年前にクラウドサービスを作るってどうだった?
こんにちは
ユニリタ クラウドサービス事業本部
田中千尋です。
今回はサービスマネジメントプラットフォーム
「 LMIS」に関わっている人ってどんな人?
技術職の仕事ってどんなことをしているの?
ということで、
LMIS関係者の方へインタビューをしてみます!
今回のテーマは、LMISの昔話!
LMISの当初をよく知っている
庄司さんと長岸さんへインタビューしてみました。
「LMIS」は過去にオンプレミス版があり、
2011年にクラウド化された「LMIS on cloud」が
開発されました。
当時のエピソードをさっそく聞いてみましょう!
● 庄司さんのプロフィール
氏名
庄司 憲さん(しょうじあきら)
LMISとの関係
LMISの生みの親
※LMISはもともとサービス名ではなく、コンセプトでした!
会社
株式会社ヒューアップテクノロジー
部署
開発部長 兼 マーケティング部長
趣味
釣り(ルアー釣り)
スズキ、イナダ、ブリとかいろいろ釣ったことがあります!
子供のころから釣りをやっていました。
● 長岸さんのプロフィール
氏名
長岸 厚司さん(ながぎし あつし)
LMISとの関係
LMISの立ち上げ時の開発責任者
会社
株式会社ユニリタ
部署
ITイノベーション開発センター 副センター長
趣味
自転車
運動不足、健康のために始めました!
昔は通勤も自転車でしていました!
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Q.どのような経緯でLMISというサービスが生まれましたか?
庄司さん:
当時、ITILが流行していたことと
ユニリタが運用の会社なのに
ITILを語っていなかったということや
ITILの製品を扱っていなかったことがきっかけです。
また、ITILプロセスを用いた運用設計の整備などの
コンサルティングは、
ビーエスピーソリューションズ(ユニリタのグループ会社)
が行っていましたが、プロセスやルールなどの
整備をするだけで終わってしまい、
そこから提案できる製品がなかったこともきっかけです。
Q.クラウド版LMISを作るきっかけは何でしたか?
長岸さん:
もともとオンプレミス版のLMISがありましたが
お客様ごとにカスタマイズして
提供しなくてはならず、
販売してから導入までに、
工数がかかってしまうという課題がありました。
当時、別プロジェクトですが
SaaSを研究するチームがあり、
クラウド版でLMISを開発するきっかけになりました。
―LMISの開発で1番大変だったことはありますか?
長岸さん:
現在では、いろいろなクラウドの
プラットフォームがありますが、
当時、ビジネスとして
実績のあるプラットフォームはSalesforceだけ
だったこともあり、
Salesforceのプラットフォームを選びました。
大変だったことはSalesforce固有の癖や
制約で調整をすることです。
今までは自分たちでゼロから開発していた
製品が多い中、
他社のプラットフォーム上で
サービスを開発することが
はじめての試みだったので、開発に苦戦しました。
当時は、オンプレミスが主流の中、
ユニリタとして
はじめてのクラウドサービスの開発だったこともあり、いろいろと大変でした。
Q. 当時のLMISはどのようなお客様をターゲットにしていましたか?
庄司さん:
今のLMISのターゲットと変わらず情報システム部門でした。
最近は拡大して情報システム部門以外もターゲットにしていますが、
メインのお客様は変わっていません。
Q.LMISの実はこうだった話はありますか?
庄司さん:
2011年当時は、
クラウドサービスというモデルが社内や社外でも
浸透していなかったので、
当初のプロジェクト名がそのままつくのか
LMIS on cloudという名前がつくのか
でもいろいろな意見がありました。
※再度LMISへ変わった理由に関しては別途記事で紹介しています!
Q.LMIS on cloudリリースまでの道のりを教えてください!
長岸さん:
今のLMISの機能は、
1度にすべて提供できず2段階でリリースしました。
第1段階目はインシデント管理、問題管理を2011年にリリースしました。
第2段階目は変更管理、リリース管理、構成管理を2011年10月にリリースしました。
その後オプションのリリースをしています。
セルフサービスポータル(2012年)
Automatic Release(2014年)
―リリースまでにかかった時間はどれくらいでしたか?
長岸さん:
開発はとっても早かったです。
当時にしてはスピード感のある開発でした。
2010年の上期で情報収集やテストを少しだけやっていましたが、
開発をはじめたのは同じ下期からで、
翌年の4月にリリースしました。
Q.LMISの当時の売り上げ成績はどうでしたか?
庄司さん:
当初の成績はあまりよくありませんでした。
第1段階目のリリースは売れずに、
第2段階目のリリースの時に売れ始めました。
Q.当時のLMISにはどんな期待をしていましたか?
庄司さん:
看板製品になれるだろうという思いはありました。
最初はうまくいかなくても、
続けることのできる製品だと思っています。
現状今も続けることができているのでうれしいです。
Q.今後のLMISに必ず成し遂げてほしい期待はありますか?
庄司さん:
ユニリタの看板製品から
サービスマネジメント業界の看板製品になっていってほしいです。
庄司&長岸コンビで作った製品が
ここまで大きくなったといわれるようになっていってほしいです。
~ 番外編 ~
Q.リモートワークになって変わったことはありますか?
長岸さん:
休憩もないまま、会議がびっしりはいってしまって大変という点と
冗談まじりの会話がなくなったことですかね。
LMIS部隊は仲が良く、冗談を言い合ったり、
仲間とワイワイしている雰囲気で
やっていましたから。
―当時のLMIS部隊の人数は多かったですか?
庄司さん:
協力会社含めて30人ぐらいました。
ユニリタ社員だけでなく、
協力会社の方も含めて仲良く仕事をしていました!
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庄司さん、長岸さんありがとうございました!
はじめてお会いしたお二人でしたが、
優しくフランクにインタビューを受けて頂けました!
庄司さんと私の好きな洋服の系統がたまたま同じだったこともあり、
今度素敵なトレーナーをいただくことに!!
(個人的にとっても楽しみにしています★)
長岸さんとは別プロジェクトでお世話になることに!
(気合い入れてお仕事頑張ります!)
これからも、LMIS関係者の方に
インタビューしていきます。
ご期待ください!
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