菅原知弘(テレビ朝日アナウンサー)

二児のパパ(2歳、0歳)/ 2023年7月下旬〜 1年間“育休”を取得中

菅原知弘(テレビ朝日アナウンサー)

二児のパパ(2歳、0歳)/ 2023年7月下旬〜 1年間“育休”を取得中

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男子アナが全番組を降板して、1年間の“育休”をとる3つの理由

7月19日、「大下容子ワイド!スクランブル」の放送内で“育休”を1年とると発表した。直後、ネットニュースに掲載されると、中高大学時代の同級生から連絡があったり、SNSを通じて応援のメッセージをいただいたり、長男の通う保育園の先生から「記事よみましたよ」と言われたりと、大きな反響があった。 個人的な事柄を取り上げていただき大変ありがたいのだが、男性が長期的に育休を取得して仕事から離れること、ガッツリ育児家事に関わることが、まだまだ日本では一般的ではないのだなと現状を俯瞰して見

    • 育休4・5か月目~妻からの離婚宣言?〜

      正直、夫婦の関係性まで踏み込む必要があるのかと逡巡してきた。 だが育休取得のメリットだけでなく課題もつまびらかにしなければ、いざ長期的な育休をとったパパたちが「想像と違った!」と、なりかねない。 我々夫婦の今後も踏まえ、あえて書き残すことにした。 育休をとってから妻とのケンカが増えた。 認めたくはないけれど紛れもない事実だ。 私「爪切りどこ?」 妻「えっ見ればわかるじゃん。目の前だよ」 私「え?どこどこ。ちゃんと言葉にしてよ」 妻「いやそこだよ。視野狭いね」 私「はー

      • 育休2・3か月目~奥ゆかしいパパたちの距離感~

        次男の誕生から1か月以上が経過。 妻は産後のダメージからほぼ回復し、洗濯物を干したり皿洗いをしたり、積極的に家事を分担してくれるようになった。 また次男は次男で「2人目は手がかからない」と言うが、まさにそれ。家事をしているちょっとくらいの時間であればリビングに放置してもグズらないし、お腹が空いたらクネクネと控えめに身をよじらせておしえてくれる。 さらに夜泣きしないどころか、授乳してすーっとベッドに置いてあげれば「オート入眠システム」が作動したが如く、勝手にすやすやと寝て

        • 育休1ヶ月目~パパが主力選手になれれば怖くない~

          「2歳差育児は地獄だよ!」 先輩パパ&ママから事あるごとに脅されてきた。ただでさえ、上の子が2歳だと「魔のイヤイヤ期」真っ只中で手がかかる。そこへ突然、新たな家族が加わると「赤ちゃん返り」が顔を出す。それはそれはカオスな状況になると…。 戦々恐々としていたが、せっかく1年も育休を取得しているのだ。私が車輪の軸となり、産後の妻が回復するまでなるべく負担をかけずに乗り切りたい。 まず考えたのは役割分担だ。家族4人での生活がスタートするにあたり、夫婦で育児の担当をざっくりと分

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          最初の試練

          次男が無事に産まれた翌日から試練が訪れた。長男と2人きりの生活だ。 2つの不安があった。 ママ不在で長男の情緒が不安定にならないか ワンオペで漏れなく家事育児をこなせるか まず1つ目だが、妻が友達とランチへ行くときなど、これまで半日ほどであれば私1人で長男の面倒を見てきた。丸一日、ママ不在だったことはない。今回は4日間もいなくなる。 ただでさえ、ママのお腹が大きくなるにつれて赤ちゃん返りをし、甘えの限りを尽くしていた長男だ。姿が見えないと「ママー!ママー!」と泣きわ

          二度目の出産立ち会い。空気の読めないパパでごめん

          「あっ、たぶんこれだわ」 出産予定日の翌日。ついにそのときがきた。 昼食の準備をしていると、はち切れんばかりに膨らんだお腹を妻がしきりに押さえ始める。明らかに痛みが強く、間隔も短くなっているという。単なる便秘じゃない、盲腸でもない、紛れもなく陣痛ってヤツだ。病院に電話し状況を話すと、今すぐに来てほしいとのこと。 義母に長男を預け、「念のため…」と数日前から防水シーツを敷いておいた車に妻を乗せて病院に向かう。「大丈夫?お腹痛い?」「今は意外と平気。波があるんだよね」と妻とや

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          育休ブルー

          「この先どうなるんだろう…」 突如として、今まで感じたことのない不安や孤独感が湧いてきた自分に驚いている。 これまで働くママさんは同じような感情を抱いてきたのだろうと早速、気付かされた。望まない形で家事育児を押しつけられていたとすれば、フラストレーションはこんなものではないはずだが。 特に取り柄もない量産型の大学生が運良くアナウンサーとしてテレビ朝日に入社して13年。ありがたいことにほぼ途切れることなく、レギュラー番組をいただいてきた。 そんななか7月下旬に第二子が誕