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「かあちゃん」

ママより、「お母さん」って呼ばれたい。

私と岳さんは、いつの間にか、
「かぁちゃん」と呼ばれるようになった。

「お母さんだよ」
「お父さんだよ」
と教えても、
どちらも
「かぁちゃん」と呼ばれるようになった。

岳さんは、「かぁちゃん」と呼ばれても、
何とも思っていなさそう、だった。

「かぁちゃん」で良かったね。
本当にね。
「かわいい」よね。

「かぁちゃん」とか、「しゅき」とか
全部、自分に言われている気がするよね。

すっごく、嬉しいよ。

「人生ゲーム」って楽しいよね。
私ね、人生ゲームを「逆回転」させてみたい。

「できるよ、私ならできる」

これから、「100年時代」
あと、70年くらいある。
長い、そんなに生きたくないのが「本音」

でも、あと「70年」は、
「自分の家族のため」に生きたい。

まずは、「自分」「岳さん」「紗和」
「紗和」「岳さん」かもしれない。
よく、わからない。

紗和は、優しくて、素直で、
少し、ビビりで、シャイで、

困っちゃう。

いいの、それでいいの。

だって、元・養護教諭の伯母さんが、
大丈夫だよ
って言ってくれるから。

お義父さんは、私の大学の先輩だから。

私も、「一瞬」だけ、ワガママを言わせて。

いつも、言ってる?笑
たまに、「辛い瞬間」に、
「一人」でフラッと出掛けたい。

私の好きな「音楽」を聴いて、
ドライブして、
なぜか、落ち着くの。

岳さんは、耳が良い。
お義父さんに似ているよね。

だから、嫌なんでしょ?
私は、それが、羨ましいよ。眩しいよ。ズルいよ。
とまで、思ってしまう。

最初から、持っている「人」は気付かない。

だから、私を、一瞬だけ、「スナフキン」にさせてほしい。

絶対に、家に帰るって、約束するから。

でも、同期との飲み会は、遅く帰るかもしれないね。

でもね、
「好きなこと」を「好き」と語る人と話がしたいの。

理解してなんて、言ってないし、言わないよ。

岳さんにも、同期がいるように、
私にも、同期がいる。
今の、同期に、いつも助けられている。

そして、大好きな、ママ友に、
相談事を聴いてもらったり、アドバイスをもらったりして、
すごく安心するの。

それって、そんなに悪いこと?
それって、そんなに変なこと?

岳さんは、いつも、先に謝ってくれる。
私は、それが、苦手。

私の場合は、ウジウジ悩んで、なんて言っていいか、
わからなくなる。

私は、ただ、岳さんと笑って過ごしたい。
ただ、それだけ。

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