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私が「学ぶ・考える楽しさを伝える人になりたい」って思うようになるまでの話【自己紹介】

友人のアツアツな文章に触発されて、私もnoteを書いてみようと思った。

簡単に自己紹介

山田千滉(ちひろ)。27歳。某学習塾の会社のなかで、小学生が文章表現をワークショップ型授業のなかで学ぶサービスに携わっています。

「勉強のできる子」

子どもの頃、勉強はきらいじゃなかった。
新しい物事を知るのはわくわくすることだった。教えられたこと・知ったことから「どうしてそうなってるんだろう」「もしかしてこういうこと?」と自分なりに想像するのもおもしろかった。

【おもしろさ】をシェアしたい!

そして、そういう「おもしろいこと」に出会ったときには、誰かにシェアしたくてたまらない子どもだった。
おもしろいユーモアでその場を即興的に盛り上げるってことがニガテで、そういうことができる「おもしろい子」が羨ましくてたまらなかったから、【ほかから仕入れた自分がおもしろいと思ったもの】を使えば自分だって!と思っていたところがあるのかもしれない。

「お母さん聞いて聞いて!」
「ねえ知ってる?◯◯ってね…」

そういう小学生のとりとめのない話をひたすら聞いて、「へえ、そうなん?!」と毎度素直に驚いてくれた母に、今となっては感謝しかない。私に最初に「人に伝える楽しさ」を教えてくれたのは間違いなく母だった。

そのうち、学校の勉強を友達に教えるのも好きになった。勉強の中にひそむ「おもしろ要素」に気づかせて、「ああ、そういうことかー!」と友達の目が光る瞬間が見たくて、授業を受けながらも「この説明だと◯◯ちゃんはわからないだろうなあ、私だったらこう説明するかな…」などと生意気なことを考えながら、ノートをとっていた。

作家になりたかった高校時代

そんな私が、【おもしろくて大好きでたまらないけど、でもおもしろさがうまく伝えられないもの】が、物語だ。
ストーリーをじっくり味わうことではじめて伝わってくるものがある、と思っている。
だから、そのおもしろさを伝えようと思ったら読んでもらうほかなくて、「この本おもしろいよ!」以上にうまく伝えられないから、読んでもらいにくくてやきもきする。

「そういう、簡単には伝えられないものを伝えられる人になりたいな」っていうのが、作家への憧れの源泉だったんじゃないか、と今思う。
高校時代は文芸部に所属して、いくつか小説を書いてみたけど、「まだ自分には、伝えたくてたまらないヒリヒリした何かがない」、「まずはいろんな人生や生活を生きてみたい」と思った。

やりたいこと迷子の大学時代、ワークショップと出会う。

「いろんなことに触れられそう」って理由で選んだ大学。キラキラした同級生たちを見て、「あなたは何者?」「あなたは何をやりたいの?」って問いに突如ひとり、ぶつかった気になって、ウワー!って思った。

いろんなことがしたいけど、「いろんなこと」ってなんなんだ?

「大学でやりたいことは見つけたらいいや」って思ってたけど、いざ何でもやっていいとなると、どうやって見つけたらいいかが、わからない。
そういう典型的な「正解をおいかける勉強だけやってきた子」だった。

そんな私が、大学3年のときにはじめて「ワークショップ」と言える授業に出会った。
これまでの「楽しさ」とはまた全然違う「楽しさ」があった。
「考えるってこういうことか!」って、はじめて、「考えること」の手触りを知った気がした。

決してこれまで、一度も「考えた」ことがなかったわけじゃない。
普段何気なく、実は誰もがやっていること。
だけど、「これが、“考える”ってことだったんだ…」って呆然とした。たぶん、はじめて水を「water」って認識したヘレン・ケラーみたいな感じ。

そして、自分の伝えたくてたまらない「ひりひり」は、これだ、と思った。
「このおもしろさを、私も人に伝えたい」
「もっといろんな人と一緒に、考えるを、やってみたい」
そうしたら、人の中にひそんでいる【おもしろさ】にもっともっと触れられそうな、そんな気がして。

現在に至る。

それで今、私は「考える」とか「学ぶ」とかについて、本質的なおもしろさに誰もが触れられる場を作れないか?と模索中です。

そもそも「考える」とか「学ぶ」ってなんなのか?
そして、それを「教える」「伝える」ってどういうこと?どうしたら、伝わる?
そういうことを、ひたすらぐるぐると考えながら、お仕事したり、本を読んだり、人と会って話したりするのが楽しい、そんな人間です。

文章を自分の思考の分析に使っているところがあって、読みやすい文章にとなかなかできないのだけど、気が向いたときにこうしてnoteを書いて発信してみようと思います。ハードルは低く、まずははじめる。

読んでくれた方、ありがとう。
あらためてよろしくお願いします。

#ワークショップ #自己紹介 #教育

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