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#03 ビジネスリサーチ_振り返り

おはようございます、UXリサーチャーNogamiです。
Xデザイン学校3回目の講義が7月17日(日)に行われました。
今回もこのnoteを見返したら、自分が学び直せるように丁寧に振り返りを書こうと思います。

#2の講義を終えてはじまったTeamXの取り組み

#2エスノグラフィ/行動観察の講義を受けてからあっという間に1ヶ月。7時間の講義とワークでの学びを最大化するために、同じ会社から参加している同僚と欠かさず講義の振り返りを行っている。また、講義中に行ったワークの理解をより深めるため、毎週テーマを決めて取り組んでいる。
(この活動をTeamXと呼んでいます🙌)

取り組みを行う目的は、以下の2つ。
(1)"筋のいい"ビジネスを見抜く観察眼を養うこと
(2)概念化の能力を高めること


上記を鍛えられるよう講義のワークでも行ったプラットフォームビジネスの分析を毎週行っている。回数を重ねるごとにテーマを変更しているが、最近は同じテーマで分析することにしている。同じテーマをリサーチ→分析することで、どんなビジネスなのかが共通認識をもと、短い時間でも深い議論に入れる印象がある。

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TeamX取り組みのイメージ📝

サービスを分析するなかでする中で「どのあたりが、どのように良いビジネスなのか?」などを明らかにするのは面白いし、迷ったところをメンバーと話しながらクリアにしていくのが何より楽しい。講義が終わった後のTeamXでは、プラットフォームビジネスを分析するフレームワークを更新する際につまずく項目がみんな同じであった。そこで、自分たちが分かりやすいように文言を追加していくことで、2回目以降はスムーズに更新できるようになった。継続させていくことで、直感的に判断できるようになりそうだと感じている。

また、様々なサービスを知ることも観察眼を高めることにつながると思ったため、デスクトップリサーチをする中で「このビジネス筋が良さそう🤔」と感じたら、miroボードに記載している。記載されたサービスが、分析するテーマになったこともある。(TeamXでの学びは別途noteまとめる予定です)

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気になるサービスポスト📮

#3の講義が終えてからは、早速CVCA(顧客価値連鎖分析:Customer Value Chain Analysis)がワークの仲間入りをした。「難しくて、更新に時間がかかってしまう😵‍💫」が1度書いてみた後のメンバーの感想だった。継続は力なり!身につくまでメンバーと続けていきたいと思う。
(わたしが楽しく学べているのは、一緒に取り組みを継続してくれている同僚のお陰です。感謝しています🙏)

事業モデルと収益モデルのバランスが重要

#3の講義で学んだ「これからは事業モデルと収益モデルを分けて考えないといけない。収益モデルがないとただのボランティアになってしまう」という話。

事業モデルと収益モデル

社会課題を解決できるような事業モデルでも、スケールしなければ儲からず、継続性に欠けてしまう。収益モデルのなかで「どうやって儲けるの?」「継続的にスケールさせていくためにどうする?」を考えることが大切であると学んだ。

ビジネスモデルを可視化できるようになりたい

講義で、CVCA(顧客価値連鎖分析:Customer Value Chain Analysis)が出てきたとき「ビジネスモデルを書くのは、苦手な気がするんだよな~」と思ってしまった。なぜ、苦手な気がしたか…「それは普段考えられていないから。」頭をぐるぐるさせた回数が重要な気がするので、考える習慣をつけていくしかないと思う。「ああ~このサービス便利だな。これ無料で使えるんだ~」で終わらないよう、訓練していきたい。

早速、毎日お世話になっているGoogleのビジネスモデルを書いてみると収益モデルが一目瞭然。

Googleのビジネスモデル

Googleの収益は、約8割以上が広告ということから収益モデルは「広告」。その中でも、Googleの収益で最も割合を占めるのがGoogle検索に連動する広告なんだとか。
そのほか
🏢オフィス系:ドキュメント、スプレッドシート
🎥動画系→YouTube Music、YouTube
📱デバイス系→Pixel(スマホ)、スマートホーム
などなど、無料で使えるサービスから利用料を支払うサービス、デバイスまでを扱う。

ビジネスモデルを書いてみて思ったことは、
(1)活用できるデータがあればビジネスが拡張する
データがあるから、ターゲットに合わせた最適な広告表示ができる。また、広告主はGoogleに広告を掲載することが有益であると思うから継続させる。
(2)検索サービスは無料で便利だからこそ人が集まった
利用者が増えると、収益性が上がりスケールする。ただし、どれも"無料"にすればよいのではなく、ユーザーにとって"便利"でなくてはいけないと感じた。

また、浅野先生が言っていたが「プラットフォームビジネスはやればいいというわけではなく、そのジャンルで1番にならないといけない。」ユーザーはいくつものプラットフォームを使わないからだ。たとえば、コミュニケーションは、LINE。検索ツールはGoogle、決済はPayPay、レストランを探すときは食べログなど。プラットフォーム企業はその分野で1位にならないと大損することを学んだ。

ユーザー目線と事業者目線、2つの目線を持ちたい

今回の講義を聞いてわたしはビジネスの戦闘力が低く、事業者目線で考えられていないことに気付いた。日頃、新しい体験や感動体験をすると下記のような問いを行っているのだが、そこに事業者目線はなかったからだ。具体的にはこんなことを考えている。

新しい体験をしたとき
「サービスを体験する前、体験中、体験後にユーザーはどんな様子?」
「サービス利用者は、どんな属性が多?タッチポイントはどこ?」

感動体験をしたとき
「この体験のどこがどんな風に良かった?」
「体験の中で、一番テンションが上がったタイミングはどこ?」

ここで事例を1つご紹介。わたしはフレンチが好きで、中でもカウンターフレンチに行く機会が多い。グランメゾン・ビストロなどのフレンチとカウントフレンチはどう違うのか、先日「得られる価値」を分析したものがこちら。(これは、会社のLT会で話したスライドです)

カウンターフレンチで得られる価値

カウンターフレンチの良さは「シェフとのコミュニケーション」と「お料理ができるまでの過程を目の前で楽しめること」。以下は、お料理ができるまでの過程を楽しむ具体例です。

カウンターフレンチで得られる価値の例

「シェフとのコミュニケーション」と「お料理ができるまでの過程を楽しめる」その2点がカウンターフレンチならではの体験価値であり、これらの体験価値を感じるためリピートしていると分かりました。

上記のような問いは、UXリサーチャーに転身してから習慣化してきたと感じるのですが、それに加えて例えば「このレストランは駅から20分で、家賃これくらいだからこの価格で提供できる?」など事業者目線に立って考える必要があると感じます。事業モデル・収益モデルを考えられる人になるため、ビジネスセンスを磨くためには、頭で考える機会を増やしていくことが大事だと考えました。

さいごに

今回の講義では、ビジネスインタビューで念頭に置くべきことはもちろん、その他多くの学びと気づきがありました。学びを最大化するために、前回のプラットフォームビジネスの分析に加えて、CVCAもサラサラを書けるよう日々訓練を重ねていきたいと思います💪

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