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文学フリマ東京36に出店します

5月21日に開催される文学フリマ東京36に出展します!
同人誌即売会にはかれこれ15年ぐらい出ているのですが、普段はコミケやコミティアへの参加がメインで文学フリマには初めての出店となります。


出店名:あした、春がきたら。
ブース番号:C-38

会場配置図
このへんです

文章は読むのも書くのも好きなので、文学フリマ自体はずいぶん前から知っていまして、いつか出店してみたいなと思ってはいたんですよね。

と、いうのも恥ずかしながら、実は少しだけ小説を書いていた時期がありまして。
僕は学生時代、古本屋さんでアルバイトをしていたのですが、そこで出会った重松清さんの『流星ワゴン』に衝撃を受けてしまい文芸の沼に落とされてしまいます。小説とはこんなすごい物だったのか!となったわけです。そうなると昔からの悪いクセで自分でもやっちゃいたくなるんですよね。
読むだけにとどまらず、自分でも書いてみたいと思うようになります。そしてその勢いで文芸サークルのドアを叩きます。

当時僕は大阪芸術大学の音楽学科に在籍していたのですが、サークルは文芸サークルに入っていました。そこで小説を書いて部誌とかWEBにちょこちょこ投稿してたんですよね。
並行してイラストも描いていたので、関西コミティアやコミックシティのような同人即売会に出る時は絵をつけて販売してました。

こないだ出てきた大学当時のサークルの部誌。懐かしい。
同人即売会では絵があった方が手に取ってもらえると思ったので絵も書いてました。
中身はこんな感じ。絵と文章が上手く介在している児童書みたいな体裁の本が好きです。

昔から何かしら作品を作るのが好きだったので、学生時代はろくに就活もやらずに創作三昧でした。そこから大学を卒業してアルバイトして社員登用で関西から東京に来て……など紆余曲折ある中で結局イラストが残ったという流れです。今はそのイラストで生活できるまでになったので本当に人生何があるかわかりません。
この辺の話は別の記事でお話できればと思います。

お仕事で文庫の装画を描かせていただく機会が多いのですが、先生方の原稿を拝見しているうちに自分でも再びお話を書きたいなと思うようになってくるわけです。
そんなわけで昨年「捨て猫だった僕らの幸せ」という5000字程度のお話を書くに至ります。Pixivで全文公開してますのでよければどうぞ。

出来はさておき、それで書くのが楽しくなってしまったので、新たに本を作って以前から出ようと思っていた文フリに出店しようと思ったわけです。それが書き下ろしの「三毛猫ランプ」というお話になります。16000字ぐらいのお話なのですが、めっちゃ大変でした。

ちなみにこちらがおしながき。
今回の文フリでは小説を4種類出します。
・「三毛猫ランプ」文フリ用の描き下ろし作品。
・「捨て猫だった僕らの幸せ」去年夏に書いた作品。
・「螢火」2010年に書いた桜田の初小説。
・「雨と傘とつないだ手」螢火と同時期に書いた作品。

小説の他にはまだ家に在庫があった自創作「満月珈琲店」の情報誌としおりのセットを持って行こうかなと思っています。
各作品の詳細は次の記事で書けたらと思います!


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