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理由があったり、なかったり(1) -右折レーン-

「理由があったり、なかったり」
好きなものについて書いてみるシリーズです。
その①は「右折レーン」
私、右折レーンが好き。
車の運転、
もちろん好きです。
5年前までは私の人生、
まさか車を運転する事になるなんて
夢にも思わなかった。
車がないと不便な街に移り住み
必要に迫られた。
迫られて取った運転免許だったけど、
運転してみたら、
私は運転が好きだった。
好きだと知った。
私はどこへでも行けるんだ、と
目の前がパーっと開けていくような
とても自由な気持ちになった。
その気持ちと出会えたことが嬉しかった。
今では毎日のように運転をする。
買い物、娘の送り迎え、仕事…
去年はいろんな街まで
なかなかの長距離を走った。
全然苦じゃない。
これはきっと
好きなんだと思います、運転。
でも駐車と合流はちょっと…苦手。
と、多くの人は
苦手なことに目が行きがちかもしれない。
別に得意じゃなくてもいい、
好きなことに目を向けてみる。
すると意外なところに好きがあった。
私の場合
運転中、なぜかワクワクするのが
右折レーンに入る時。
出来れば先頭で入りたい。
欲を言えばレーンの長さは
短すぎず長すぎず、がいい。
もっと欲を言えば
右折レーンに入った後はすぐ右折したくない。
赤信号がいい。
すーっと先頭で右折レーンに入り
先頭で止まり、余韻を少々。
書いてみると
なんだそれ!って感じだけど
言語化するとこんな感じです。
このベストな条件で毎回
右折レーンに入れるわけではないので
ピタリと条件が合った瞬間は
より一層グッっとくる。
右折レーンが好きな理由?
私は右利き、
それが関係があるのか?
取りわけ右折が上手いわけでも
右折が特別好きなわけでもない。
ただ、美しく入りたいんです、
右折レーンに。
誰に見せるわけでもないし、
誰かに褒められるわけでもないけど、美しく。
ゼブラゾーン(縞模様の所)のラインに綺麗に沿って
右折レーンに入る運転操作、その時の視界、
そして自分の中で
「美しく入れた!」と思えた時の
小さな高揚感。
あぁ、いい!あの感じ!
好き。
共感、薄そうだけど、笑笑。








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