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Gärtnerplatztheater 07.05.23 オペラの記録:ミュンヘン・ゲルトナープラッツテアター、ヴェルディ《ルイザ・ミラー》プレミエ(B)、5月7日

5月7日、ミュンヘンのゲルトナープラッツテアターでヴェルディ作曲《ルイザ・ミラー》を観ました。新制作初日は5月5日だったのですが、この日はガッティ指揮ミュンヘン・フィルのコンサートに出かけたので、Bキャスティングのプレミエを観ました。

この日のゲルトナープラッツテアター。

プログラム。

キャスティング表。

プログラムの中のあらすじ。英語でも書かれています。ちなみにこの筋書きは演出家のトルステン・フィッシャーによるものです。

《ルイザ・ミラー》の原作はシラー《たくらみと恋》。
ヴェルディはシラーを原作としたオペラを4作作曲しています。→

《ルイザ・ミラー》の世界初演は1849年、ナポリ・サン・カルロ・オペラでした。この後、中期の大傑作《リゴレット》、《イル・トロヴァトーレ》、《ラ・トラヴィアータ》と続きます。

*なお、《ラ・トラヴィアータ》は日本では《椿姫》として知られています。
しかし《椿姫》はデュマの原作名ですが、ヴェルディが作曲したオペラの題名は《ラ・トラヴィアータ》(道を外れた女)です。

さて、《ルイザ・ミラー》は上記3作品に比べると、圧倒的に上演が少ないと思います。しかし、劇的集中度、心理描写と管弦楽の緻密さは上記3作品にひけをとりません。
また、ルイザ役は上記作品の女性主人公より(ジルダ、レオノーラ、ヴィオレッタ)より難しいかもしれません。だからこそ、歌える歌手が少なく、上演が少ないともいえるかもしれません。


プログラム中の写真。

プログラム中の写真。ステージ上には大きな円形の鏡が設られ、ステージ上を写しています。左側に死にゆくルイザとロドルフォがいます。ルイザの前には毒薬。
右側で喉にナイフをあてているのはヴルム。奸計の張本人も自殺。

カーテンコール。

FOTO:©️Kishi


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