Münchner Philharmoniker 04.05.23 コンサートの記録:ガッティ指揮ミュンヘン・フィル(イザールフィルハルモニー)
5月4日、ミュンヘンのイザールフィルハルモニーでダニエレ・ガッティ指揮ミュンヘン・フィルのコンサートを聴きました。
コンサート開始前のステージの様子。
コンサートマスターは青木尚佳。
プログラム。
ヒンデミット作曲《画家マティス》。
1934年3月12日のベルリンでの世界初演は大成功(フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル)、熱狂的に迎えられました。
しかしこの大成功はナチスの反感を買い、『ヒンデミット事件』のきっかけになりました。
並行して作曲されたオペラ《画家マティス》は上演禁止、ドイツのクラシック音楽界の牽引車だったフルトヴェングラー、そしてヒンデミットは追放されます。
芸術と政治の関わりを考える上で、大変重要な事件です。
聴く上でどうしてもそのことを考えないわけにはいかない作品です。
しかし・・・ガッティの音楽づくりは素晴らしい!全て暗譜での指揮です。
セクハラ事件で干されていたガッティも昨年あたりから復活しています。
ガッティは近年出会うことの少なくなった『マエストロ』。
指揮台でのオーラ、醸し出す雰囲気、そして指揮棒や指、手、腕、身体全体がつくりだす空間はやはりライブでないとわからないでしょう。
ずいぶん日が長くなりました。
これは休憩時20時45分頃のイザールフィルハルモニー前です。
コンサート後、ガッティは贈られた花束をコンサートマスター青木尚佳に渡しています。
FOTO:©️Kishi
以下はミュンヘン・フィルから提供された写真です。©️Tobias Hase
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