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ドラマ「最高の教師」から学ぶ自己肯定感の高め方

7月からスタートしたドラマ「最高の教師」(画像は日テレさんにお借りしました)
毎回、自分で道を切り拓く術を学ばせてもらっています。

ざっとあらすじをお伝えすると、松岡茉優さんが演じる事なかれ主義だった高校教師が、卒業式に生徒の誰かに突き落とされ、命を奪われる。それが、なぜか1年前の始業式にタイムスリップ。運命を変えるために生徒たちとど真剣に向き合う物語です。

日本人の低い自己肯定感

日本の若者は諸外国の若者に比べて、自己肯定感が低いという内閣府の調査結果があります。自己肯定感とは、自分をありのままに受け入れ、無条件に自分には価値があると感じられていること。

平和で豊かなに日本にいながらも、多くの若者が不安を抱え、自信がなく、将来への希望も持てず、やる気が出ないと感じているそうです。

このドラマを観ているとね、いじめや親の裏切り、優しい人が遠慮して苦しまなきゃいけない、みんなと違う生き方をすると否定される、そんな世界に生きていたら「自分肯定感なんて育たないよね」って思います。

何かができなかったという経験や、話を聞いてもらえなかった経験、褒められたり、そのままの自分を認められなかった経験は、自己肯定感を低くする。

だからって、いつまでも誰かや環境のせいにしていては、何も変わらない。

自分に起きたマイナスな出来事を誰かのせいにして、ぶつけるのが得意な生き物でしょ

「最高の教師」第1話より

ぐさっときませんか?これ、大人にも言えることですよね。自己肯定感が下がっている時、自分には何かを変える力がないと思っているから、「自分は悪くない」と人に責任をなすりつけてしまう。

そのままでは、自分で人生を切り拓いていくのは簡単ではないって、大人になった私たちにはわかりますよね。でも、原因を突き止めて、一緒に解決してくれる人が一人でもいたらどうすか?

自分の存在そのものを認めて、自分の価値を他者に委ねない心を育むことができます。その土台が整ったなら、「私は私のままで生きてていいんだ」「何ができてもできなくても私には価値があるんだ」「何があっても私は大丈夫なんだ」って思えませんか?

自己肯定感を上げようとしなくても

自分を傷つけ蔑ろにする人間と仲良くしたいと思ったことはありますか?思わないなら傷つく必要ない。その輪に戻る必要もない。彼らの自由を守る必要もない。

「最高の教師」第3話より

優しい人は、相手の気持ちや状況を想像できてしまうから、自分が我慢すればって思ってしまうけど、良い子のままでいては、自分を肯定することは難しい。

自己肯定感は上がったり、下がったりするものだけど、誰かに褒められたら自己肯定感が上がり、批判されたら下がるのは、自分の人生の舵を他者に委ねているのと同じこと。

自分の価値は自分で決めていいのだから、自己肯定感も自分でコントロールしていたいですよね。

ですが、無理にあげようとしなくていいんです。「セルフコンパッション」といって、大切な人に接するように、自分にも思いやりを持って接するという考え方なのですが、

・自分にやさしくする
・自分を理解する
・自分を受け入れる

これを意識していれば、自己肯定感は自然と高まります。

何があっても自分の味方でいる。自分を無条件に受け入れ、信頼すると決める。自分一人では難しいと感じるなら、信頼できる人の力を借りたっていい。

それは、自分を甘やかすことじゃない。自分のポテンシャルを最大限に発揮して、ゴールに向かって歩み続ける心を育てることなんだと思う。

自分という存在を一番大切にできるのは自分自身なんだということも、このドラマを通して、改めて教えてもらっています。

9月2日(土)10時〜第2章が始まります。
9月3日23時59分まで、TVerで1〜6話までのディレクターズカット版が観れるので、まだの方は是非!


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