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8/15 パリの中心をたっぷり観光③ 【パリ留学日記】

3連休3日目。日本には馴染みのないAssomptionという祝日。聖母マリアが亡くなった日とされており、学校がおやすみ。

今日はずっとやりたかった「のだめカンタービレ(映画)」聖地巡りをすることにしました。

のだめカンタービレ(映画)とは・・・
漫画が原作。音大生の 野田めぐみ(のだめ)がピアノに向き合いつつも、大好きなチアキ先輩を追いかけ、地の果てまでも追いかけていくお話。その映画編では、日本を飛び出し、のだめのパリ生活が描かれています。

(待ってろ、のだめちゃん &CHIAKIの吸った空気….。)

ちなみに、今日めぐる聖地は映画版で印象的な
凱旋門
ポンデザール
の予定です。(あ、ネタバレがあります!!!)

ということで、とりあえず、今日も適当にメトロ乗っていきます。

メトロのキャラクター

(私のお気に入り ドア痛い痛いウサちゃん をおすそ分け)


そういえば一昨日、軍事博物館によった際に、ミュージアムパスというパリ市内(市外も少し対応)の美術館や観光名所に入り放題(?)のパスを購入していました。

例の軍事博物館

使用期限を確認すると今日の12時に切れてしまうということで、まず、名所の凱旋門を登りに行くことにしました。


11時 凱旋門から

ミュージアムパスの使用期限1時間前、凱旋門につきました。

WOW…

凱旋門の辺りはパリ2日目くらいにも一度近くまで来ましたが、あの時はド緊張でじっくり見ることができず。なので、今日は隅の隅まで見て帰ってやろうと思います。

連休ということで、朝から観光客も多そう。急いでチケットの列に並びました。

なんの像かわからないですが、細え〜。

朝なら空いてるかなと思ってきましたが、結局大体45分くらい並んで入場しました。


凱旋門の頂上へ

やっと入場して、早速上に上がるぞ〜!と意気込んでいたとき、

動画の切り抜きで画質が悪いです。

無数の螺旋階段が現れました。絶望です。

この階段には流石の陽気なスペイン人のお客さんも階段を見て「うわぁ…」って顔してました。引いた時の表情って、万国共通だと、一つ賢くなりました。

周りを見たところこれしか上に行く方法がなさそうなので、その場に居合わせたほかの観光客の皆様と一緒にひたすら階段を上り続けます。

上みたら負けです。

正直、この高さを階段で登るのはかなりしんどい…。

登っていると、周りがどれだけ別の言語を話していようと、みんな「階段しんどいわ」という会話をしていることが伝わってきて、どこかきつい練習メニューを行なっている時の部活動のような一体感を感じます。

階段の途中で疲れて座り込んでいたおじいさんが、私のことを「がんばれ」と鼓舞してくれたことが一生の思い出です。あなたの分まで頑張るからね____。


どうにか上に到着!

さて、異国の部員たちと登ること10分(体感1時間)、やっと凱旋門の上のエリアにつきました!もう!足パンパンです!私!引退します!

動画で歴史を説明してた

登ってから知ったのですが、頂上までに一度、凱旋門の歴史紹介エリアやお土産やさんコーナーといった室内ゾーンがありました。

巡礼ポイント:のだめちゃんが記念撮影してた気がする彫刻。私も一人で自撮りしました。

そして私はのだめちゃんが撮影していた謎の像と写真を撮りました✌︎。

ここからさらに階段を登ると頂上です。

シャンゼリゼ

こちらは頂上から、この日のシャンゼリゼ。涼し〜!

有名な通りも、上から見るとまた印象が違いますね。ハイブランドが立ち並ぶ有名な大通りも、全体的に建物が日本に比べて低い分、意外とこじんまりしているように見えます。

エッフェル塔方面

そして、エッフェル塔なんかも見ちゃったりして。せっかく高いところに登ったので、パリの観光名所を目に焼き付けることにしました。

しばらくして、さっきかいた汗が冷えきた時、下の螺旋階段へ向かいました。

おまけ:凱旋門の下。コマけえ〜。

ルーブル方面におさんぽ

せっかくなので、このまま凱旋門からコンコルド広場方面に向かって、シャンゼリゼ通りを歩いて移動します。

こういうことです。

凱旋門から降りると、周りがザワザワ。まあまあの人だかりと、その先の爆音が聞こえてきました。ストリートパフォーマンス集団です。

イケイケ路上ダンサー

披露していたのはブレイクダンス。なんだか、2024年のパリオリンピック(ブレイクが新種目)が楽しみになってきますね。

そして、そんなストリートカルチャーの横に、カルティエ

フランス語読みだと「カハァティエ」な気がする

そういえば、有名なオー・シャンゼリゼの歌にもこうあります。

Au soleil, sous la pluie, à midi ou à minuit.Il y a tout ce que vous voulez aux Champs-Elysées.

あなたの欲しいもの(ワクワク?)が詰まった場所だよと解釈していましたが、この日は、晴れでも雨でも、どんな時も、欲しいものは全てここにある「シャンゼリゼに」と強気なメッセージに解釈できました。

さすがと言わんばかり、カルチャーのギャップでさえ、ここにあると感心せざるをおえません。

しばらくシャンゼリゼの高級ブティックや路上アーティストに目を取られながら歩いていると、なんだか美味しそうな匂いがしてきました。

〜今日は、俺はこいつと旅に出る〜

そう、クレープの匂いです。砂糖とバターで3.5ユーロだったので、私も並んで買いました。もちもちで最高でした。

クレープに並んでいる時に物乞いが来たのですが、私の身なり(大学のサークルTシャツにダボダボジーパン、汚いサンダル、ほぼスッピン)を見て私だけねだられませんでした。金ないと思われたらしい…。

お金とか取られたくない人はここまで振り切ってシャンゼリゼを歩くのがいいかもしれませんね。


ポンデザール

さて、シャンゼリゼをすすみ、クレープを食べ終え、トロカデロ広場を超えて、ルーブル美術館も超えてセーヌ川に付近にたどり着きました。

伝わってんのかなこれ

川沿いをズカズカ歩いていくと、今日2番目の目的地、Pont des Arts(芸術橋)が見えてきました…! 

ここ、いっちゃん好き。

ここはのだめの映画のラストシーンで使用された場所。
思っていた通り、なんて綺麗な橋なんだ…!早速、橋を渡ってみます。

シテ島側の景色。個人的にシテ島先端にある公園、めっちゃおすすめです。

橋を渡ってみると、上から街並みや止まっている船なんかも見えて、のだめちゃんはこういう場所で暮らしてるのか…こういう風に吹かれているのか….と作品の世界観に浸ることに成功。マジ歩くだけで幸せ。風も心地が良い。

また、橋には楽器演奏をしている人やハート型の鍵を結んでいる人、そして奥には立派な研究機関も見えます。

橋の奥には研究機関があります。
船に人住んでるかも

凱旋門とポンデザールと、念願の聖地をめぐることができて大満足。近くにいた知らない観光客の方に橋の上でそれっぽくのだめ風の写真も撮ってもらいました。ふふふ、一生の宝物です。


夏のイベントのおかげ

さて、今日の目標はクリアしたわけですが、まだまだ時間はあります。ボーナスステージとしてセーヌ下に降りて「Paris plages」という夏のイベントに向かうことにしました。

降りる途中の坂に素敵な雑貨屋さんの入り口アリ。

こんな感じの坂を下ると、見えてきました!

「パリ・プラージュへようこそ」看板可愛い。

Bienvenue à Paris plages!着きましたね。

地図によると、広範囲にわたって開催されている模様。夏だ〜。

ルーブルがわの道にずらりと催し物が並んでいるみたい。

川沿いを少し歩くと、遠くに美味しそうな食べ物屋さん、素敵なビーチベンチなどが並んでいるのが見えてきました。心が躍ります。

が、しかし、近づいてみると、来るには早かったのかお店は開店準備中が多く入れず、ただただ散歩するだけに…。

それでも、もう歩くだけでも楽しい。再建中のノートルダム寺院を横目に進んでいきます。

しばらく歩くと、ベンチエリアが見えてきました!

KARAのゴーゴーサマーを頭に流しながら歩きました

寝れるベンチもあってリゾート感抜群にありますね。せっかくだし、私も寝転んでみよう…と、ベンチに近づくと、そこに見たことある顔が…!

偶然にも学校の友人が暇を潰していました…!お互いびっくり。

おまけに、お互い「何してるの!?」「いや、やることなくなっちゃって…」。

「…じゃ、せっかくだしどこか行こうよ^^!」
ということで、もう私もParis plagesを堪能した(つもり)なので、急遽近くのポンピドューセンターに行くことにしました。


ポンピドューセンター

2人でテクテク歩いて、4区にあるポンピドューセンターという芸術センターみたいなところにやってきました。

画面に収まりません…!

ポンピドューセンターとは・・・
パリ4区のサン=メリ地区にある総合文化施設であり、近代芸術の愛好家でもあったジョルジュ・ポンピドゥー大統領が、首都パリの中心部に造形芸術のほか、デザイン、音楽、映画関連の施設および図書館を含む近現代芸術拠点を設ける構想を発表し、作られた施設。

wikipedia

最近知った「学割」を使って中に入場、外観に見える斜めのパイプ(実はエスカレーター)を通って、移動し、近代の作品を鑑賞していきました。

写真全然撮ってなかったので、お気に入りの写真だけ…。

シャガール:目の前の人はずっとスケッチとってた。絵になる。
おばあちゃんの寝室に飾ってあった絵を見て怖いなって思ってたけど、あれシャガールだったんだと気づいた瞬間。
ルネ・マグリット:私が一番好きな画家、マグリットの絵です!!!
実はこの時がマグリット作品との初対面!!館内をふら〜っと見てた時に「あ、この絵素敵…!」と思ったらマグリットでした。もう〜!!!!好き…。

一通り見終わった後、館内のソファーで友人と趣味や人生のあれこれを語り合い、外に出ても語り合うなどしてアツい時間を過ごすことができました。

のだめめぐりのつもりで家を出て、そこから適当にブラブラしていただけでしたが、正直歩いてみるもんだなと無計画の良さにまた気づくことができた1日でした。

ま、帰りはスト?で駅使えなくてすごい焦って帰ったんだけどね。


おわり

追記:これを書き出してから就職活動が始まりなんと5ヶ月くらい経っていました…。まだ終活には至らぬものの、いつかまたフランスに行くことをモチベに頑張っていることもあって、ちょこちょこ書いておりました。1ヶ月分を書き終えるのが先か、終活が先かは分かりませんがいいペースで書けるように頑張ります。記憶が薄れちゃう前に!

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