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勝手にスイッチが入るチャッカマン

先日、このイベントが無事に開かれました。


2024.3.20  マーキーのファシリテーションライブ!集合写真

ものすごくいろいろなことを感じました。時間はゆったりと流れるのに、とても濃くて、すごい体験でした!(語彙力

まだまだ消化できていないこともあるのですが、数日経って言葉になったことの中から、ひとつだけ書いてみます。



「場が成立するって何なのか」「場づくりって何なのか」


この日のファシリテーター、マーキー(青木将幸さん)は、「何によって場が成り立つか」は3つある、とおっしゃいました。

ひとつは、「空間」によってつくられる場。

もうひとつは、「ファシリテーション」によって。

最後は、何かや誰かがつくろうとはしていないのに、「自然発火のように」場が成り立つということもある、という話。

「場づくり」という言葉がファシリテーションのことを指すこともあれば、人が集う場所のような「ハコ」や(ファシリテーションをする時の)「環境」を指すこともある。と、これまでも私は漠然と思っていた気がします。

自然発火のように生まれる場のことは、ほぼ意識したことがなかった。けれど、たしかにそうだ!と思いました。
いつもと同じ会議室でも(工夫された空間でなくても)、ファシリテーターがいなくても、なぜかいい空気感になり対話が深まる場になった、という経験、ありますね。


今回の、マーキーのファシリテーションライブ!の中で、この3つから興味のあるものを一つ選び、それをテーマにグループで対話をする時間がありました。私は、今まであまり意識したことのなかった「自然発火」のグループへ。
そこで出た話もとても面白かった(とある小さな居酒屋さんでのバースデーソングの事例とか!)のですが、それは割愛しまして…

そんなグループ対話も含めたこの日の体験から数日経って、今、

私がやっていること、とりわけ「よさカード」について、「こういうことなんじゃないかな」というのが見えてきた!

…ような気がしているので、書いてみます。


(ちなみに、よさカードについてはこちら)



カードのくせに場をつくる


私は2012年から良さcafe(あなたの良さがみえるcafe)を開き続けています。この良さcafeは、主に「ファシリテーション」で場をつくっていると言えると思っています。(始めたときは「ファシリテーション」をしている自覚もなかったけれど)
良さcafeが生まれたのは「カフェコスモス」というコミュニティスペース。この並外れた居心地の良さと、良さcafeと重なるところの多い世界観を持つ「空間」の力も大いに借りつつ。

そして、今日フォーカスしたいのは…良さcafeで生まれ、翌年(2013年)から販売を始めた「よさカード」。
よさカードも、場をつくるもの、なのです。

よさカードは、カードのくせに場をつくりますよね

と言われたこともありました!2年前ぐらいだったかな…


ならば、よさカードは、先ほどの「場をつくる」3つのうちの何なのか?という問いが生まれました。

空間ではない。どんな空間にも持っていき、存在させることができます。
ファシリテーションでもありません。よさカード自身は、ファシリテーションをしないのです。

…となると。
最後のひとつ、「自然発火」に関わるのではないだろうか。

「自然発火」という言葉は、場を火に例えたもの。

意図的に火を起こし、だんだんと大きくして高く燃え上がらせていくキャンプファイヤーは、空間やファシリテーションによる場を思わせる気がします。

一方、何らかの条件がマッチして(酸素量、温度、可燃物など?)、自然に火が発生して燃え出す「自然発火」…これを場になぞらえたら、何が酸素で何が温度で何が燃える物に当たるのだろう?
その答えは見つかっていないのですが、よさカードは、その中の何かだ、と言えるのかもしれません。

ふっと今浮かんだのは…
勝手にスイッチが入ってしまうチャッカマン!?
「自然発火」よりは、もうちょっと直接的に火が放たれているけれども(笑)
「勝手にスイッチが入ってしまう」がポイントかな、と思っています。


よさカードは、場をつくる。
人がフラットにつながる場。それぞれの内側からの言葉が出てくる場。

ただよさカードを引いて話すだけで、そんな場に自然となってしまう。誰がONにしたかわからないチャッカマンでついた火が、ぱちぱちと燃えて温かくなっていく。

…のかもしれないな、と思っています♡


そして。

どんな空間でも、ファシリテーターがいなくても、よさカードは場をつくるけれど…
いい空間、いいファシリテーションと組んだら、最強なんだよね、とも思うのです♡

そんなよさカードを活かすファシリテーションをし続けたい。



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