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自分は何のプロなのか?言葉に出来ず悶えているなら・・・#それ、勝手な決めつけかもよ?

私にとって本はいつも、話し相手だった。

泣き出しそうなほど懐かしく、笑えるくらい新しい自分に出逢う本

どんな自分でも、きっと大丈夫。とても優しく寄り添ってくれる。

Pla.cheerな本です。

+++ 私と本の内緒の会話 +++

「あなたの名前、お母さんは、ありさってつけたかったんだけどね。」
溶け始めた氷とミルクの境目で、
少し薄くなったカフェラテをストローで混ぜながら、
その言葉を思い出していた。

「おばあちゃんと同じ名前」「佐々木ゆりちゃん、千恵子さん」
母と子、名前を逆だと思われる。
「ささきちえこ」フルネームを電話越しに名乗るとき、
いつも嚙みそうになる。
「佐々木千恵子」学校で配られるプリント、名簿、グループ分け。
漢字6文字。私の名前だけ、はみ出ている。
まるで自分だけが浮いているように感じる。

自分の名前は、あまり好きじゃなかった。

3人兄弟の長女。
お父さんの千代隆から一文字とって、おばあちゃんが付けた名前。
妹の名前は「朱音」妹の名前は母が決めた。
その音の響きも、漢字も美しく正直羨ましかった。
保育士だった母は産後一週間で職場復帰し、妹と私を
昼間見ていたのは、祖母だった。

「お掃除は上から下へ。」祖母の言葉。
はたきをかけて、箒ではいて
廊下から階段へ一段一段拭き上げる。
家族の誰よりも早く起き、朝ごはんの支度をする。
小学校高学年の頃、他界した祖母の後ろ姿の記憶。

お客様が来た時、三つ指をついて、いらっしゃいませ。
と挨拶し、お茶の葉が開くのを待ちながら右に3回
左に1回、急須をくゆらせてお茶を注ぎ、
お茶菓子の器をすすめる時間、ちょっと大人に
なったみたいで楽しかった記憶のかけら。
近所の人がよく相談に来ては
ほっこりした時間を過ごして帰る。
暖かい時間がゆるりと流れていた。

「千恵子って時々、おばあちゃんみたい。」
「ま、千恵子だしね。」
自分の中での普通が、周りとはちょっと違う。
違っていることを否定されることもなく、
一抹の寂しさと面白さを同時に感じる自分。
それを、古風な名前のせいにすることで
守られ救われるところがあった。
「普通に考えたら」とか、「これが当たり前」という
感覚が難しい。私にとって簡単な事は難しく。
難しいことは、簡単だった。

自分の名前は、あまり好きじゃなかった。

ー本当に?
ー『それ、勝手なきめつけかもよ?』

本が問いかけてくる、まっすぐな言葉。

子供の頃から本さえあれば、
どこにでも行けた。
どんな自分にでもなれた。
社交界デビューする貴婦人。
天才的な探偵。
とても素直で性格の良い孤児。
悲劇からの逆転。
時に冷酷で、頭の切れるビジネスマン。
どんなに危険でも、悲しくても
素晴らしい仲間と過ごす美しい場所でも。
現実は、安全で安心できる場所で。
沢山の人生を生きられる楽しさ。
何時だって読書は、本との対話だった。

同じ本を読んでも。
返ってくる自分の言葉は
その都度違う。
反応する感情は再現されず
その一瞬を拾い上げては
指の間から零れ落ちてゆく
その瞬間の言葉や想いは取り戻せない。
だからこそ、自分自身との静かで大好きな対話時間。

自分の名前は、あまり好きじゃなかった。

ー本当は?

名前に込められた愛をとても感じていた。
照れくささなのか、かっこつけなのか。
真っ直ぐに、ありがとうというのが
なんだかくすぐったい感じで。
伝えなくても甘えていても、大丈夫。
そんな安心感。
「せんにめぐむにこどものこです。」
名前の漢字を説明する時の決まり文句。
私の中で、自分の名前は
たくさん恵まれる運がいい子。
そして、たくさんの恵みを周りへと。
名前に込められた愛を
勝手にプレッシャーへとすり替えて。
何かをしなくてはと、いつも焦っていた。
誰から求められるわけでもないのに。
もっともっと、何かに焦っていた。

ー名前の時の語源を調べ尽くしてみてほしいです。

いままで、自分の名前の一文字一文字を
じっくり調べてみた事はなかった。
調べてみたら、驚いた。

「佐」人のそばに立ち手を添えて助ける
「木」ありのままで飾り気のない事

「千」たくさんの人。多くのもの。自ら前進することの出来る人。
「人」「十」の組み合わせ。人は仲間を表す
人物と事との出会いを大切に扱い、
千成りの経験を自らに蓄えるために積極的に体験し行動できる
https://gamp.ameblo.jp/namaewohomeru/entry-10822918913.html
https://okjiten.jp/kanji134.html
https://kanjinonaritachi.com/2392.html#:~:text=%E5%8D%83%E3%81%AF%E3%80%8C%20%E8%93%81%20%E3%81%97%E3%82%93%20%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86,%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%A8%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82&text=%E8%A4%87%E6%95%B0%E3%81%AE%E4%BA%BA%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8,%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

「恵」まるく相手を抱き込む心
思いやり慈しむ、与える、かしこさ、美しい
「十」「日」「心」が含まれる
心のこもった温かみのある10個の才能
https://ameblo.jp/namaewohomeru/entry-10808092646.html
1. 恩を施す。めぐむ
2. 思いやり。施し。めぐみ
3. さとい。賢い
4. 素直。従う。従順
5. 美しい
6. 他人が自分に対してした行為に冠する敬語
もとは「惠」と書いた。上部の「叀」が縛りあげた袋の形を、「心」は人間の心を表し、組み合わせて「引き締まった心」を表現している。
貼り付け元  <https://ichigoichina.jp/kanji/10/%E6%81%B5> 

「子」無邪気さ、素直さ、表情豊か
あくなき探求心、愛情を受ける気質
干支のネズミ、子だくさん
「一」はじめと「了」おわりが含まれる
「高貴」「上品」といったイメージ
https://ameblo.jp/namaewohomeru/entry-10802733783.html
子供のように、無邪気な一面を持ち、何事にも素直に対応でき、
また素直であるがゆえに感情が豊かであり、なにものに対しても
探究心を忘れない存在である。
そんなあなたを、周りは愛情を持って接してくれるでしょう。
一(最初)から了(最後)まで物事をやり通す
一貫した意志の強さを表す漢字とも言えます。
1. 子。子孫。動物の子
2. 実。果実
3. たまご
4. 利息
5. 男性の尊称。先生
6. 男性の自称
7. あなた。きみ
8. …する者
9. 物の名に添える接尾語
10. 思想家。学者
11. 書籍を経・史・子・集の四部に分類した一部門
12. 五等爵の一つ
13. ね。十二支の第一位。方角の北
14. 愛する
貼り付け元  <https://ichigoichina.jp/kanji/3/%E5%AD%90> 

本当は。自分が惹かれるなりたい姿が
そこにあった。
だからこそ、名前と自分との違いに
もっともっと近づかなくっちゃと
焦っていたのかもしれない。

大人になっても「子」って。
どうなんだろう。
「子」が無くて、「千恵」だったらなーと
思ったこともあったけど、「子」の
意味を知ったら、千恵子でよかった。

歳を重ねても、出逢う人やモノの
美しさに感動した気持ちを素直に
相手に伝えることで
自分も相手も、みんなで前に
進んでいけるきっかけを。
それが千恵子という私。

ちなみに、結婚して
佐々木千恵子から
白石千恵子に変わり
声に出した時の音の響きが好き。

「白」目印。ハッキリした様
「石」硬さ。宝石。

よりハッキリと。千恵子らしく。

ー「好きな人」と「嫌いな人」に名前をつけてください。

*好きな人*
◇ちょっと固めのベットみたいな人
一見しんどそうに見えるけど、身体にとって
実は一番優しいベットのように、本質的なやさしさを持つ人

◇しなやかなベルトのような人
その時々に合わせて、程よい遊びがあったり
メリハリをつけてシュッとしたり
一緒に居ると心地よい距離感の人

◇自分なりのアートを描ける人
自分の世界を持ち、楽しむ人
いつもの空間が一緒に居ると
その新しい視点から
ちょっと特別な時間に
変えてくれる人

◇心がすっぴんでいれる人
失敗した時、不安な時
自分を嫌いになりそうな時
どんな自分でいても大丈夫
飾らなくてもそのままで
自然にいられる人

◇自分のご機嫌鳥
自分で自分をご機嫌に出来る人
周りにいると、自然にご機嫌になっちゃう

*嫌いな人*
◆陰口ウィルス
本人に直接言うこともなく
ただただ文句だけの陰口ウィルス
意地悪なつくりのTVとか
変えられないことへ、自分もやっちゃう
時もある。

◆エンドレスあとちょっと
いつ終わる?と聞かれてあとちょっとを
繰り返す人。全然見積もれない。

◆先回り探偵気取り&オチ乗っ鳥
人の話を聞きながら、
こういうことかな?と
勝手に推理しては
口を挟む人。的を射ていないことも多い。

◆図星をつく正論のヤリを折りにいく
ダメなところを指摘する正論にぐうの音も出ず
逆切れ。そういうこと言わないでと
相手に非があるかのように逆切れする人


ーあなたも何かのプロだ。
あなたしか知らない世界がある

私は何のプロなのか?
この質問が一番難しい。
今、私の仕事は〇〇ですと
言葉に出来ずに悶えているから。

私がこれまで苦労なく出来ていて、
最も努力要らずで続いていること。
それは
「旦那さん最高と大好きでい続けていること」
「ダメなとこ含めて、なんだかんだ自分好き」
「めっちゃ自分に都合よいポジティブ思考」
当たり前の日常が楽しく幸せだと感謝出来ること。
子供に「戻りたい時はある?」と聞かれて
一切の迷いなく、「ない」と即答できること。
人生の中で今が一番幸せ。
毎日そう思えることが、
わたししか知らない世界なんじゃないだろうか?

じゃぁ、職業としての仕事はどうだろう?
やっている内容はバラバラ
HPやLPを作ったり、広告動画を作ったり
Teachableや、Facebookのビジネス設定をしたり
Googleアナリティクスの設定をしたり
オンラインセミナーのスタッフだったり
やりたい仕事を一緒に整理したり

共通していることは
▶私が感じる相手の好きな所、素敵なところを目に見える形にする仕事
▶やりたいことを前に進めるためにIT関連のサポートをすること

だから、私の仕事は名前の通りに繋がっていた。

相手の魅力を磨き上げ
やりたいを現実にするサポートを
プライベートチアリーダー

私と出逢った後
相手が自分自身の事、
ちょっと好きになれたかも
そう思ってもらえたら嬉しい。

ー世の中に感じるあなただけの違和感に
名前をつけてください

◆高価値低賃金
介護や保育など、仕事としての価値は大きいのに
賃金が低い仕事

◆130万の壁、無償化の壁
配偶者控除が変わるより、
健康保険と年金の130万の壁
高校無償化の壁を考えると
働かない方が幸せな気になってしまうという
短時間労働者や子育て支援対策

◆名前のない誰かの為のPTA
なくてもいいんじゃないかな。
という気持ちと、PTA副会長の時
夏祭りやってよかったという
気持ちの葛藤

◆エンドレス自分探し
自分探しをし始めると自分を見失う
という違和感


ーあなたの不安・心配事はなんですか?
それを言い換えてみましょう

◆仕事内容をうまく説明できない → 相手に合わせて自由にクリエイトする仕事
◆時間オーバーすること → 夢中時間の達人
◆すぐ飽きる → 新しいチャレンジだらけ

ー今という時代の気分を見つめ、時代に名前を付けてください

自己風の時代

風の時代といわれているけど、それぞれが
吹く風を好きなように受け止めて自分流に
過ごす時代。立ち向かうもよし、流されるも良し
自ら乗りに行くも良し。冷たく感じるか
心地よく感じるか、自分次第で変わる時代。

ーあの感情に今、名前をつけるなら

どM自己憐憫劇場。
誰にも求められていない完璧さを
自分自身に課して、身もだえては
周りへと八つ当たり。

ー今年・翌年の希望の漢字
今年は「始」自営業として一歩踏み出し始めた挑戦の年
来年は「磨」色々な試みを重ねて、大事にしたいものを磨き上げていく年へ

こんな風に、自分自身に聴いて聴いて向き合う
読み方をしたのは初めてだった。

過去の記憶、今の自分、ありたい自分
近くから遠くから。
真っ直ぐ聴いてくれる本に出逢ったのは
初めて。
大抵の本は、作者の主張とか
想いとか、こうした方がいいよの
アドバイスが多いか
自分で好きに感じて解釈して
想像を拡げる。

自分と対話する時間を
こんな風に作ってくれる本に
出逢えたことに驚きと感謝を込めて。

広太郎さんの目に映る私は
どんな人ですか?
(慣れ慣れしすぎたらすみません。
出来るだけ、すっぴんで答えたので
私の中で勝手に距離感が縮まっています。)

この本を書いていただいて
読ませていただいて
ありがとうございます。

とても素晴らしい時間を過ごしました。
何度でも、過去や未来、今の自分と対話できる素敵な本と一緒に。

#読書の秋2021  
#それ勝手な決めつけかもよ
#それ 、勝手な決めつけかもよ?だれかの正解にしばられない「解釈」の練習

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