人生トライ&エラー

毎年梅雨の時期になると、職場の子どもたちと梅ジュースを作る。
子どもたちは、美味しいものと認識していて、作ったその日から「もう出来た?」「もう飲めるかなー」と期待感いっぱいで毎日毎日観察するほど大好きな梅ジュース。

竹串で梅のヘタをとって、洗って拭いて、大きな瓶に氷砂糖と梅を交互に入れていくだけ。作業としては簡単なのだが、何処かで菌が入り込むと梅がカビて失敗してしまうため手袋をして漬け込んでいく。そして、なぜか、私が手がけるか毎年、梅がカビて失敗に終わるというジングスがある。原因は解明できていないのだが、去年私はいっさい手を出さなかったら、無事成功したという。。。。

「今年も私は梅ジュース作り辞退しようかな。。」と呟いたら栄養士さんが

「いやいや!チャレンジしないと、やってみないと!このまま(ちーさんが作ると失敗する)になっちゃうよ。」と背中を押されトライすることに。

子どもたちには、梅のヘタをとってもらい、梅を洗って布巾で拭く作業からは菌が入り込まないように、大人が手袋をして行っていく。

もう、大好きな梅ジュース作るため、子どもたちのテンションはマックス。
「あーいい匂いー」「もう飲みたいね」「美味しくできるかなー」
そんなテンションマックスの子どもたちに囲まれ、洗った梅を拭いていく。
妙なプレッシャーに心くじかけ、
「美味しくできるかドキドキしてきた。上手くできるかなぁ。」
と思わず子どもたちの前で弱音を呟いてしまった。

そしたら、「大丈夫だよ!」「ちーさん頑張って!」と力強く応援してくれる子どもたち。

そして、ある1人の男の子が、紙に「ちーさんがんばれ」と書いて手作りの旗を作り、その旗を振りながら「がんばーれ!がんばーれ!」と応援団長のように私を鼓舞してくれた。もう1人、もう1人と旗を作り応援団が増えていく。

最終的に、クラス中で、「がんばーれ!!」と大盛り上がり。

無事漬け込んだ瓶を眺め
「そうだお祈りしようー」
「美味しくできますように」
と祈る子どもたちであった。

日頃、失敗しても大丈夫だよ。大人も失敗するんだよーでもね、またやってみようと思うのが大事だよと伝えている私。

今回ばかりは、梅ジュースよ頼むから美味しく出来てくれ。
失敗とかいいからな。
成功一択だからな。
空気読んでくれよと願わずにはいられなかった。

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