どこに面白さを感じるか

深夜ラジオは聞かないが、落語、芸人、お笑い好きの方とお互いの面白いと思う所について考察しあうことがあった。その話しが私の中でなかなか面白く、幸せな時間だったのでnoteに残しておきたくなった。

(ちなみに私はそんなお笑いオタクと言うほどでもない。考察なんて偉そうなこと書いたが、相当好きな方からしたら浅い物なのでご了承いただきたい。相手の方は相当好きだが、私の文才のなさで伝わらないかもしれない。そこもご了承頂きたい。)

その方と一緒にルミネtheよしもとを見に行った。そのあとどこに面白さを感じるかという話になった。

「ちーさんは、きっと世の中や常識をナナメに見るネタがお好きですよね」

と言われ、“根っこの部分がひねくれものですよね”と言われている気分になり恥ずかしくなったが、深夜ラジオ好き、バヤシスト(オードリー若林さんフリークの相性)な時点でその通りだと思う。

そのことをそのまま伝えたら「笑いの基本は、ある意味常識を疑うひねくれた視点だと思います」とフォローしてくれた。優しい。

その方は、ピン芸人が好きなようで、一人で作り出す世界観やお客さんを引き込む間に尊敬の念を抱くとのことだった。ピンで舞台に立つ覚悟みたいなのはすごいと思うけど、そんな真剣な視点で(とっても失礼)見たことなかったから、新鮮だった。

それで言うとお互いあべこうじがどハマりで、盛り上がった。構成も視点もお客さんの引き込み方も間合いも言葉のチョイスも圧巻なあべこうじ。モー娘。の旦那ってだけじゃない、さすがR1受賞者。

観客に余白を残して想像をかきたてて、どこかで答え合わせしつつもその想像を超えてく、そして最後に伏線回収するネタも好きですと伝えると、

「それでいうとラーメンズですね。」と受け止めてくれた。嬉しい。
「そして、見た目は違うもののZAZYもそういう点では、観客に想像させて、回収することもありますよね。」

なるほど。「なんそれ!」は、伏線回収になるってことかと盛り上がった。このうえなく楽しかった。

この方とは、何かを見て心が動く大枠なところが似ている。好きだと思うジャンルも似ているからなおさら話してて楽しいのかもしれない。加えて、おおらかで柔軟性がある。立場を変えて物事を捉えようとしてくれているので、こちらの突拍子のない話もすっと受け止めてくれる。すごい。

結構、人がどういう点で怒ったり、笑ったり、悲しんだりと感情が動くのか興味がわく。本、映画、漫画、音楽、お笑い、同じものを見てどう感じるのか。どこで心が動いたのか。なんで、それをいいと思ったのか。逆になんでそれをよくないと思ったのか。ついつい聞きたくなってしまう。こうゆう内面的な話を楽しみながら話せるのって、全員そうかと思ってたけど、そうじゃないみたい。

「深堀りするんですね。そんな普段から考えませんよ。」

と他の方から言われたこともあるから、苦手な人もいるのか。気を付けなければと思った瞬間だった。

だからこそ、お互いどこを面白いと感じるかトークできる人との出会いは大切にしていきたい。

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