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おすすめの記事、集めました。

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記事一覧

どうしていつも、春に着ていく服が無いのだろう。

春はいつだって気まぐれに訪れる。 昨日はしとしとと静かに雨を降らせていたかと思えば、今日…

ちいかま
3年前
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幸せが一秒でも続くよう、熱々のお湯を沸かす。

最近、嬉しいことがあった。 普段なら誰でもいいから伝えたくてTwitterに書き込んだり、ある…

ちいかま
3年前
45

そんなに懐かしくない、中学2年で14歳だった日々。

主題歌がクリープハイプと聞いて、映画『14歳の栞』を観てきた。SNSでバズっていた広告も「観…

ちいかま
3年前
65

いつどこで、誰に会ってもいいように。

アカウントを変えたり、メディアを変えたりとしながらも、なんだかんだで長いこと文章を書いて…

ちいかま
3年前
55

涙はいつでも、メントスコーラ。

本を読む手が止まった。 「初めて、嬉しくて泣いた日のようなーーー」という文章から前に進め…

ちいかま
3年前
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コートのポッケにある、小さな穴。

お気に入りのコートがある。絵本に出てくる画家さんが着ているような、Aラインのシルエットが…

ちいかま
3年前
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心の傷にもちゃんと、かさぶたはやって来るのだろうか?

昔、今よりずっとおてんばだった私は、身体のあちこちに傷を作っていた。 特に多かったのが、転んでできる膝こぞうのすり傷。 どんなに転んでも決して涙は流さない、つよい子だったらしい。唇を噛みしめ、足を引きずって帰り着き、自分で怪我の手当てをした。 傷口を水で洗い流すと、全身にびりびりと電気が走る。 膝こぞうには、ぺたりと貼られた絆創膏。濡らしてたまるものかと、必死にバスロマンの波から守っていた。 そんな「おてんば」の勲章を、ときどき、剥がしたくなった。 ゆっくりと絆創