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新しい、田舎暮らし

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できるだけ、ごみは出さない、無駄なエネルギーは使わない、あるものを活かして暮らす日々を綴っていきたいと思います。
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記事一覧

田舎暮らしから、ていねいな暮らしを考察する

浴槽から洗濯機に水を送るバスポンプの調子が悪い。2、3秒だけ反応して、電源が切れる。調べてみると、汲み上げ用のモーターの寿命は2~3年くらいらしいから、もう寿命なのかもしれない。しばらく使えない状況が続いているので、モーターだけ買い換えようかとも考えたけど、たまたま家にあった10Lのバケツを使って、浴槽の水を人力で洗濯機に移してみたら、10回未満で移し終えることができた。 いやいやいや、朝からそれは手間だよね、時間の余裕がないとできないよ、という声が聞こえてきそうだけど、い

子どもとキャンプとシュノーケル

家族内でコロナ陽性者が出てしまったため、8月の中旬から夏休みの終わりまでずーっと家にいることに(涙)海や川遊びに行けないまま夏が終わってしまうのは寂しい!ということで、愛南町へキャンプに行ってきました。 金曜日、娘が学校から帰ってきたタイミングで出発!チェックインの17時には間に合いそうにないので、事務所に連絡したら、「明日でいいよ~。ちなみに今日のお客さんはあなたたちだけです。」と言われる。シーズン中はあんなに混雑しているのに、9月に入って、しかも金曜日だとそんなに人いな

野菜たちに夏が来た⛱

自分の小ささを簡単に知る方法

夏休みが終わった。 小1の娘は、自分の「好き」を紐解いていき、自由研究で星空の観察をしていた。まずはいろいろ気になることを調べて、いざ夏の夜空を観察するぞという段階になって、雨の日が1週間続いた。 先週末くらいから、やっと夜も晴れるようになってきて、星座の早見盤を片手に夜空を見上げている。夏の大三角形、さそり座のアンタレス、天の川、木星、金星・・・晴れているといろんな星が見える。 昨日は観察途中で、夫が野鳥観察用の望遠鏡をセッティングしてくれた。そしたら、見えた!!土星

自慢したい田舎の本物ごはん

ここ最近、すごく美味しいものをいただく機会に恵まれたので、書き残しておきたい。 保育園の乳幼児教室で、この地域の郷土料理である”さつま汁”を作った時の写真。こんな大きいな鯛は、お食い初めでもいただけないと思う・・・。採ってその場で焼いてもらったものを購入したそう。 身をほぐして、骨でとった出汁と味噌を混ぜて、出来上がり。子どもたちと一緒に作りました。 少し前にお邪魔した慰労会でのごはん。茹でた川ガニ(モクズガニ)が、たくさん出てきたことにも衝撃を受けたけれど、1つ1つも

田舎はキャッシュレスの最先端かもしれない

ありがたいことに、日々、野菜などのおすそ分けを頂くことが、頻繁にあります。 ここ数年、野菜を買う機会がぐんぐん減ってきました。 畑でトマトやニンニク、さつまいも、オクラなど、ちょっとした野菜を育てているからというのもあるけれど、野菜や果物を頂く機会が圧倒的に多いのです。 ここ最近、PayPayやカード払いなど、いろんなキャッシュレス決済があらゆる場所でできるようになりました。現金の代わりに、他の手段でお金を支払うことをキャッシュレス決済と言いますが、田舎ではそもそも現金

フィットネスより、草刈りへ

夏はとにかく、草の勢いがすごい。 家の庭も畑も油断していると、草に覆われてしまう。家で過ごしていても、草刈り機の音が聞こえてくるし、車で道を走れば、草刈りをしている人に出会う。みんな、草と格闘しているのだ。 草刈りは、田舎の夏に特徴的な風景だなあと思う。実際は、そんな悠長なことは言っておられず、草との戦いはかなり大変なのだけれど。きれいに刈っても、2週間も経たずにまた勢いを取り戻してくる。 この夏、夫も草刈りに奔走していた。仕事の合間をぬって、家の庭や畑、近所のビオトー

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秋のいただきもの

田舎では、ネットよりリアルのいいねが力をもつ理由

先日、衝撃的なことが起こった。近所で初めてあった人と雑談して、2日後に再会した時のこと。 家の近くにある畑などのスペースを自由に使ってもらってもいいと思っとるけん、今度見にこんかい?と、誘われたのだ。 その人と会ったのは、2回目だ。その2回目にして、なんだかすごいありがたい提案をしてもらった。そんな話に発展したのは、雑談をしている時、とても信頼されている人が一緒にいて、私たちのことを紹介しつないでてくれたことが大きいと思う。出会い方って、大切だ。 どこで会うか、誰を介し

誰かいない?が、誰もいないになる日

事業をやっている人から、「誰かいい人いない?」と聞かれることがある。 たいていの場合、「いい人」の定義は、言葉の主によって異なっていて、「いい人」に関するなんとなくの「像」をもっている。だから、ミスマッチを防ぐには「いい人」を言語化していくところからスタートしなければならない。 で、この「いい人」っていうのは、つまるところ、人材と言い換えられるのだけれど、需要にフィットする人材って、地方にはなかなかいない。都会にいけば、有り余る位いるんだろうけど・・・。 季節労働で、誰

エコで経済的な、外遊びのススメ

4歳・2歳・2ヶ月の3姉妹を育てています。上の2人はふだん、保育園に行っていますが、家にいる時は1時間に2回くらいケンカしてしまう年頃・・・。 外に出かけた時のほうが、ケンカもせずに仲良くやっているような気がします。 今は愛媛県の西予市という、松山から高速で1時間くらいの場所に暮らしているのですが、たいていのお休みは市内の川や公園など、自然がある場所で過ごしています。 先日は夫の草刈りに便乗して、みんなで水遊びをしました。 カニや小魚を熱心に採っているところ。子どもた

気まずさを引き受ける

昨日は、子どもたちが浴衣コンテストに出場した。お世話になっている方から声をかけてもらったのがきっかけだった。 ランウェイ的なものを歩いて、審査員の前でポーズをとる。大丈夫かなあ?と思ったけれど、子供たち2人だけで出られる様子だったので、2人だけ出てもらうことにした。 待ち時間での練習中、審査員の前でのにっこりポーズはバッチリだったのに、ランウェイのはじめになると、ママも〜とやってくる2人。係の人には、「お母さんも出ても大丈夫ですよ!」って言われたけれど、2人でできるのであ

ケの日をていねいに生きる

「あ〜、昨日は本当に楽しかったなあ。特に、スーパーボールすくい。かき氷はやっぱりレモン味だよね。」 近くの公民館に車をとめて、保育園まで歩く途中。前日のことを思い出して、余韻にひたっていた長女(4歳)の様子を夫から聞いた。 いつ間にか会話のやりとりがスムーズになったねえ、笹祭りに一緒に行けて良かったねえと、夫と会話を重ねる。(この辺りでは、旧暦であるんですよ。) 小さな子どもたちを連れて出かけるのは、正直大変なことの方が多い。特に2歳の次女なんかは、チャイルドシートに1

地域おこし協力隊にむいている人(状況)について考えてみた

夫が協力隊として働くことを選び、愛媛に移住して約4年半。協力隊として3年働き、一般社団法人を起業してからは、約1年が経ちました。 その間、任期を終えて別の場所へ向かう人、最大任期を待たずに辞める人、退任して定住する人を見てきました。 協力隊の任期は最大3年。募集時に仕事内容が決まっているケース、決まっていないケースどちらもあります。夫の場合は、「ジオパークの推進」という任務が決まっていました。 一方で、協力隊という手段を使わずに移住する人もいます。 我が家は協力隊制度