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台湾で食べた⑧ - 東門の東方美人と百年古樹マンゴー

小籠包を食べ終えた僕らは、しばし買い物にいそしんだ。

まずは、小籠包店の近くにある「小茶栽堂」で中国茶を。ここの茶葉は結構なお値段で、その割に試飲も勧めてこなかったが、パッケージがお洒落で、茶葉自体の品質もしっかりしているので、お土産には向いている。

次に、「手天品」。無添加・無着色・無香料のこだわりベーカリーで、連れがここの鳳梨酥(パイナップルケーキ)に目を付けていた。日本人店員が日本語で接客してくれたので、普段から日本人客が多い店なのだろう。

「手天品」
手作り感あふれる品書き。種類豊富
鳳梨酥は3種。僕らはシンプルな「原味」を選択

前回の記事で、台北は亭仔脚のおかげで日陰の下を歩き続けられるなんて書いたが、このあたりの小さな通りには亭仔脚がなかった。強い日差しに照らされて、元々買い物にあまり興味がない7歳我が子は、早々に音を上げた。

「あついー。もういやだー」

ふっふっふ、なんとなくこうなる気はしていたので、父はあらかじめこの近くに休憩場所となりそうなところを見つくろっておいたぞよ。

それは、台湾ならではの茶藝館(茶館・茶芸館)である。


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