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蒼海23号は2024年4月刊行。 招待作品は、俳句が浅川芳直さん、短歌が睦月都さん(現代…
中空の痣のごとくに葛の花 堀本裕樹 口笛を吹きつつ囮置く子かな 堀本裕樹 主宰の作品「濃…
人に相山に相あり涼新た 堀本裕樹 風鈴や敬語の取れぬ妻と母 小野あらた(招待作品「帰省」…
2018年にスタートした「蒼海」が5周年を迎え、第20号が刊行されました。 麗かや丘のか…
初夢の牛頭馬頭の傍すり抜けむ 堀本裕樹 ブランドの金文字寒波来りけり 堀本裕樹 招待…
蒼海18号は2022年12月末刊行。 今号から堀本主宰の新作句が10句から20句に増えま…
蒼海17号は2022年10月刊行。 堀本裕樹句集『一粟』の大特集号かつ第3回蒼海賞の発表号(小谷由果さんおめでとうございます!)であり、いままでにないほどの厚みのある号になっています。 樹液透けかなぶんの翅ぎらぎらす 堀本裕樹(連作「いかに揺れども」より) めづらしき瓜盗人やまづは撮る 堀本裕樹(連作「いかに揺れども」より) 牛乳の蓋舐めてゐる野分かな 岩田奎(招待作品「瘤」より) 力瘤見せて戻せる刈田かな 岩田奎(招待作品「瘤」より) 人に人の影映りをる花月夜
窓に鳩ぶつかる音や春隣 堀本裕樹 連作「聴くごとく見よ」より。鳩の異常行動を冷静にみつ…
冬蜂のしがみつきたる乳鋲かな 堀本裕樹 乳鋲とは門の扉や蔵の壁に付ける、乳首に似た形の…
去る者も来る者も身に沁むものぞ 堀本裕樹 連作「ブリュックの蝶」より。蒼海俳句会を去る…
匙に開く吾子の口より夏めけり 堀本裕樹 離乳食の匙を近づければ素直に口をあける赤子の生…
ちょっといろいろ忙しくて遅くなってしまったのですが、蒼海12号すきな句です。 蒼海12号…
蒼海11号は2021年3月発行。おもに秋の句が掲載されています。招待作品10句はなんと鴇…
蒼海10号は2020年12月発行。掲載句はおもに夏です。 コロナの収束が見えない、2021年のはじまり。 蒼海10号を読んでいると、俳句にはこころを癒す作用があると感じます。 砂一つ四つ八つ落つ蟻地獄 堀本裕樹 蟻地獄はうすばかげろうの幼虫。砂のすり鉢状の穴を巣として、その穴の奥に潜み、巣に落ちてきた蟻の体液を吸います。掲句は蟻地獄の巣に蟻が捕まって吸い込まれてゆく様子を、まわりの砂粒に焦点を当てて描写しています。一→四→八という落ちる砂粒の増え方にリアリティーがあ