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Discord で壁打ちをはじめたらコミュニティができた話



「ゲーム&批評を考える」


7月の twitter 危機をどうお過ごしでしょうか。

1週間前突如とはじまった閲覧制限に、Misskey、Mastdon、Bluesky、Threads、はては Truth Social と、沈みゆく泥舟からどこに逃げだすかの移住先問題でいっとき twitter が大騒ぎになりました。今は落ち着いたものの、プラットフォームとしての脆弱性や不透明性の印象は強く、多くのひとが twitter の代わりを手にしたことで衰退の一途をたどりつつあるでしょう。

twitter のおもしろさとは、ノイズ調節のできるタイムライン興味関心があったひととの繋がりやすさでした。

個々人の許容量にあわせて雑多なタイムラインをカスタマイズできること、自分の発信内容に反応したひとをフォローしてゆるく繋がれることが大きな魅力で、その開放性があったからこそ閲覧制限に終わりを予感したひとも多いはず。

実際、コンテンツ制作者にとって twitter の終わりは死活問題です。

フォロワー数が少ない僕でも公開後すぐに2万 PV 越えの記事を何本か書けているのはひとえに繋がりやすさと雑多さというプラットフォームのおかげなわけで。

だから、twitter の移住先問題がもちあがったときまっさきに思い浮かんだのは、

めんどくさ……

でした。

手塩にかけて育てたフォロワーさんとの繋がりがイーロンの一存で解散するのも、未知の大陸でいちからまた開拓作業に従事するのもバカらしい。なにより、みんなが今の騒ぎをどうおもっているか、移住先をどう考えているかを集約したい、集積したい。その一念で Discord 初心者の僕がサーバー作りに挑戦してみました。

すると、開設後数日で参加者100人を突破し、僕がいてもいなくてもどこかしらのチャンネルが盛りあがる活況ぶりに。

実をいうと、コミュニティ作りは不安でした。

学生時代の終わりに Facebook グループを利用したものに挑戦しましたが、これがあまりうまく愛されないうちにうやむやに。だから、前回の失敗を活かしてグループ名はシンプルに、タイムラインで「あいそうだな?」とおもった相互さんには DM でご挨拶し、入られるかたには「読み専歓迎ですよ、いつでもお気軽に、ご自由に!」と欠かさずフォロー。

過去の失敗の要因は、打ち明けると、

・なにをする場所なのか曖昧なこと
・アクティブユーザーを増やすために参加者を増やさなかったこと
・投稿に重さを感じさせてしまったこと

なのでした。

だから、当初はコミュニティとしての成長は期待せず、自分の壁打ちだと割り切ることで運営のモチベーションを保とうとしましたが、僕がSF6の春麗を練習中ときいて初心者向けの解説動画を作ってくださる方がいたり、参加者同士でさまざまな作品を紹介したり、論じあったり、設立&運営の感謝の言葉をいただいたりと、ほんとうに涙がでるほど嬉しかったです。

とりわけ僕は癖がキツめのゲーム批評を書き続けてきて、結構な不評をほうぼうで買っているという話も見聞きしますから、ね。

それだけ、みんながあの騒ぎで考えたことはおなじで、今の SNS のギスギス感に辟易していたのでしょう。イーロンさんとコミュニティを盛りあげてくださっているみなさんに感謝です。


こんなひとに来てほしい


ゲーム&批評を考えるというサーバー名は、ゲームと批評のどちらかに興味がある方に来てほしいからです。それらを考える、つまり、自分や世間とはことなる見方に寛容だとなお望ましい。

ですから、ゲーム好きにかぎらず、マンガや小説や映画や美術などがお好きなひとも大歓迎です。

実際、やりとりが活発なチャンネルのひとつは「アニメ・マンガ」ですし、フリージャンルで議論している「批評を考える」では先日完結した『水星の魔女』が話題になりました。

なので、

・知的好奇心が多い
・自分や世間とはことなる意見に寛容

というかたで、ゲームをはじめ、アートコンテンツがお好きならどこかしら興味をもてるチャンネルがありますので、ひととゆるく繋がれて、おもしろい意見や情報を楽しめる秘境をお探しであればぜひお気軽にフレンド申請をください。

読み専可、自由に、気楽にがモットーです!

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