セルフコンパッション

自分なんてダメだ。

また失敗ばかりだ。

何をやってもうまくいかない。

そんな自己批判に苛まれる私たちにとって、
心の平穏に役立つ概念がコンパッションです。
今日はそのコンパッションの紹介をしようと思います。

一般的なコンパッションの定義として、コンパッションは「思いやり」「慈悲」などと訳されます。
医学人類学博士のジョアン・ハリファックス氏は、
”人が生まれつき持つ「自分や相手を深く理解し役立ちたい」という純粋な思い、また自分自身や相手と寄り添い「共にいる力」”と説明しています。

また、コンパッションフォーカストセラピー(以下CFT)という心理療法では、
コンパッション
=自分自身や他者の苦しみへの気づきや敏感さを持ち、同時にそれを軽減し、防ごうとする意志を持つこと
と定義されます。

コンパッションには様々な定義がありますが、ここではCFTの概念を引用し、考えていきましょう。


すなわち、コンパッションを身に付けるためには、自分や他人の苦しみにこころを寄せ、苦しみを避けず、その苦しみに近づき、繋がろうとする強さと勇気が必要なのです。

辛い感情に気づくから、対処ができるのです。

電車の中で足を怪我している人がいたら、席を譲ると思います。

それと同じで、苦しんでいることに気づけて、初めて思いやりを向けたり労われるのです。

では、あなたにとってコンパッションが備わっている人はどのような人でしょうか??

次回はこの続きから考えていきたいと思います。






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