見出し画像

アッドスパイスにアッドスパイスしてくれる人探してます

昔から、「○○までに起業する!」という感覚がどうも理解できずにいます。自分は気づけば、独立して8年半も経ってしまいましたが。

たまたま、最初の会社に社員一号として入社し、役員ら3人と机を並べてから、10人強まで増えるチームを経験し、独立が身近な存在だっただけでした。頑張って転職活動した時期もありましたが、その時入りたい会社が無かった。仕事も前職からさほど変わってはいないし、独立が地続きだったんだなと、今振り返ると思います。
周りの友人も、こんな感じの独立者が多いです。独立が目的じゃなく、手段にすぎない。そういう人の方が信じれます。

独立のタイミングで拠点を京都に移しましたが、アイラブキョウトで帰りかったわけでもありません。扱う素材(建物)が京都は魅力的だった。東京より同業プレーヤーが少ないということが理由でした。
仕事の内容は変わらないけど、独立するなら、自分で仕事を選びたいとは決めていました。東京の投資家相手の形式に、ちょっと疲弊していたのかも。オーナーも入居者もお客さんなので、関わる人と丁寧な関係ができれば、多少のことは回避できる。これは、管理運営まで行う逃げれない仕事だからこそ、大事なポイントなのです。

さて京都で仕事し始めて8年半、はじめは東京のように、何事もサクサク進まないのが相当ツラかったです。ですが、だんだんと京都式、というか京都でやってく自分式ができてきて、むしろ京都拠点で良かったなと思うまでになりました。一番は、肩書や規模で判断せず、対する人・考え方の質で人を判断する。そういう気質が、自分には合ってたのだと思います。

これからは、会社であろうがプロジェクトであろうが共感するチームに所属して、自分の実現したい仕事をしたり生活をする。そのためには自分の考えや社会に役立つスキルをしっかり持つ。そういう時代だろうと思います。

今では、オーナーさんは自分はこうしたいをきちんと持っている人で、自分の建物や家族を大切にできて、社会情勢も冷静に捉えている方ばかり。オーナーさんで苦労したことはほとんどありません。
入居者さんも距離が近いのです。友達というよりは、何があったら相談し合える関係というか。何回もお客さんを紹介してもらったり、プロジェクトメンバーにお誘いしています。プレゼントはほとんど入居者さんの店のどこか。別に無理やりそうしてるわけではなくて、良いものを作ってる人が多いから。こんな仕事、こんな商売の仕方が世の中にあったのか!と教わることもあって、自分の世界が広がるのが楽しいわけです。
コロナ禍の時も、入居者さんのお店が大丈夫か確認がてら買いに行って、話してるとこちらが励まされること多々。東日本大震災で東京にいた時は、そんな関係性が作れていなかったので、比較しても、コロナ禍の京都では救われました。

この不動産プロデュースというマイナーな仕事に就いて、前職から通算13年ほどですが、飽き性の私が全く飽きないし、仕事してたら勝手に私生活も充実するし、多様な考え方に触れて成長できるし、自分次第で稼げるし。今の仕事への満足度は、正直高いです。
独立した時に描いていた仕事はできてるし、社会課題を解決する具合で言ったら、想像以上。よくひとりでここまでやってきたなぁと、小ビルの屋上で風に吹かれて思うことは、たまにあります(笑)。

じゃあなぜ今回、人を募集するに至ったか。私自身の満足はできてても、お客さんや社会の満足はまだまだやなと。それには量も質も必要だし、有効活用の選択肢もきっと増えるべき。それを叶えるには、一緒に歩む仲間が必要なのです。

この数年で、出産したり、ビルを買ったりして、否応なしに人生の年表が見える化しました。そうすると、意外とがっつり仕事したくてもできる時間って、長く見積もっても20年くらい。それなら、生きてる間にもっと社会にコミットしたい。アッドスパイスしたい(アッドスパイスの意訳は、世の中に面白みを添える)。と思うようになったのです。自分でも驚きの変化ですが。

それから、大学で教える機会が増え、未来ある人達が私の仕事に関心を持ってくれてるってのも大きいかも。グッとくるレポートは、保存していつでも見れるようにデスクトップに貼ってるくらい、大事にしてる。
この仕事の必要性は自身で気づいているところなので、不動産プランナーという職能を、世の中へ広めたいという思いもあります。企画は全国いけても、管理は関西圏でしか網羅できないので(近いことにも価値がある)、もっと自分の専門性と織り交ぜて、建物と街のプロデュースする人が増えてほしい。そのためにも、アッドスパイスという会社がまず、たくさん依頼を受け、成長し、社会の役に立つ必要があると思っています。

そのために、アッドスパイスにアッドスパイスしてくれる人を探しています。
基本路線はもちろん変わりませんが、来てくれる人に応じて、有機的に会社の重きは変えてこうと思っています。まさに、いつもプロジェクトで大事にしてる、余白を作ってお待ちしています。

募集条件など詳細はこちらからどうぞ。
https://kyoto-iju.com/works/addspice

読んでもらえるだけで励みになりますが、サポートいただけるとさらに今後の励みになります。