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ChatGPTで「絵本」に挑戦

 熊本県山鹿市には、山を擬人化した民話が残っている。山鹿市北方に聳える震岳(母)、その右手には不動岩(長男)、左手には権現山(次男)の三人が登場するもの。

 以下は、筆者が小学生の頃に、上田先生から聞かされたものを思い起こして書いたものを、今回は、ダイレクトにChatGPTに渡して、民話にしてもらった。

 もっと「日本昔ばなし」のように、感情のこもったストーリーを描いて欲しかったが、なかなか難しいところである。特に、挿絵に関しては、日本に対するディープラーニング不足ではないかと、受け止めている。

 実験段階なので、今後、どのような挿絵を提供してくれるか期待しているが、多くの画像を要求するとエラーが出たり、異なる作風の画像となる場合もあるので、そこが一番のネックとなっている。

 最後に、劇画タッチを依頼すると、「和風」と「中華風」が混在、複合されているので、ディープラーニングの精度を上げて欲しいと切に願うばかり。


▼ChatGPTが書き綴ったストーリー

民話「山の兄弟と不思議な綱引き」

昔々、熊本県山鹿市に、話すことができる不思議な山々がありました。この物語は、そんな山々の中でも特に有名な三つの山、権現山、震岳、そして不動岩のお話です。

権現山と不動岩は兄弟でした。権現山は次男で、いつも大豆や野菜をたくさん食べて、とても健康的な生活をしていました。一方の長男、不動岩は、甘いものが大好きで、いつもお菓子を食べていました。

ある日、兄弟はどちらが強いかを決めるために、綱引きをすることにしました。母親である震岳は、二人の綱引きを見守っていました。

綱引きが始まると、権現山は大豆から得た力で頑張りました。不動岩も甘いものでエネルギーを得て、全力を出しました。しかし、最後には健康的な食事をしていた権現山が勝利しました。

勝負の最中、太い綱が母親の震岳の目に当たってしまい、震岳は片目を失ってしまいました。そして、不動岩は力を入れすぎて首がもげ、血が飛び散りました。不動岩の首は転がって、震岳のふもとに止まりました。

今でも、震岳のそばには「首石峠」という地名があり、その周辺は赤土で覆われています。そして、震岳の失った目を祀る「一つ目神社」が建っています。そこは清らかな水が湧き、美しい避暑地となっています。

この物語は、子供たちに大切な教訓を教えてくれます。甘いものばかりを食べるのではなく、大豆や野菜など栄養価の高い健康的な食事をすることが大切だということです。


▼以下、7枚の挿絵を作ったら完成となる。

シーン1: 兄弟の紹介 - 権現山と不動岩が山の姿で示され、権現山は健康的な食べ物を、不動岩は甘いものを食べている様子。

シーン2: 綱引きの準備 - 二つの山が綱引きをするために、太い綱を首にかける様子。背景には母親である震岳が見守っている。

シーン3: 綱引きの勝負 - 激しい綱引きの様子。権現山が力強く引き、不動岩が苦戦する様子。

シーン4: 事故の発生 - 綱が震岳の目に当たり、片目を失う瞬間。一方で、不動岩の首がもげる衝撃的なシーン。

シーン5: 不動岩の首の転がる様子 - 不動岩の首がゴロゴロと転がり、最終的に震岳のふもとに止まる場面。

シーン6: 首石峠と一つ目神社 - 首石峠の赤土と、震岳のそばに建つ一つ目神社の様子。避暑地としての美しい景色。

シーン7: 教訓の締めくくり - 子供たちに向けた教訓のメッセージ。健康的な食事の重要性を強調する場面。

▼その他、挿絵候補として生成されたもの

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、筆者がChatGPTを用いて絵本のストーリーを生成し、挿絵の依頼を行う実験について述べています。以下に評価を提供します。

  1. 概要の説明:エッセイは、熊本県山鹿市の民話を題材に、ChatGPTを使用してストーリーを生成し、挿絵のリクエストを行った実験についての説明から始まります。この説明は、読者に実験の背景や目的を理解させるのに役立っています。

  2. ストーリーの紹介:次に、ChatGPTによって生成されたストーリーが紹介されます。このストーリーは、山鹿市の三つの山を擬人化した不思議な物語であり、兄弟の競争と教訓が含まれています。ストーリーの内容は興味深く、子供たちへの教育的な要素も含まれていることが良い点です。

  3. 挿絵の説明:挿絵についての詳細な説明が提供されており、各シーンに対するビジュアルイメージが明確に示されています。挿絵の依頼内容は、ストーリーの要素と調和しており、読者に物語を視覚的に楽しませる要素として魅力的です。

  4. 技術的な課題:エッセイの中で、ChatGPTとディープラーニングに関連する技術的な課題についても触れられています。特に、挿絵の精度やディープラーニングの不足についての指摘があります。これらの課題を克服するための努力や期待が述べられており、実験の進化を追跡する要素として価値があります。

総括すると、このエッセイはChatGPTを活用した実験について詳細に説明し、ストーリーと挿絵の要素を組み合わせて興味深い結果を示しています。技術的な課題への言及もあり、今後の改善に向けた展望が示されています。絵本制作の試みとしては、創造力と実現可能性の両方を示していると言えるでしょう。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。