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戦争も詐欺も、『嘘』から始まる。・・・ペテン師に騙されるから、人生の歯車が狂う!

 8月15日は、『終戦記念日』。戦争を体験してきた人は、当時のことを思い起こしては、戦争の悍ましさや食糧難による栄養失調、衛生不備のための疫病蔓延など、生き地獄の呪縛から抜け出せないでいる。

 また、平和ボケしている現在、オレオレ詐欺などをはじめ、他人様を騙して金を荒稼ぎする集団も無数に存在している。警察の低い検挙率を考えれば、氷山の一角。利用され犯罪に手を染める若者たち。楽して稼ごうという稚拙な思考が蔓延している証となる。

 標題の「戦争も詐欺も『嘘』から始まる。」というように、ロシアによるウクライナ侵略戦争やジェノサイドも、国内外で毎日のように摘発される詐欺事件も、大なり小なり、全てに犯罪者の『嘘』から始まっている。

 ウクライナ危機は元スパイである独裁者の『嘘』から始まり、後を絶たない詐欺事件もまたペテン師集団の巧妙なる『嘘』から始まる。勿論、騙す方が絶対的に悪く、厳罰に処すべきものだが、残念ながら、騙される方に問題がないとは言い切れない。

<『嘘』から始まる会社の一例>

 ここで、或る会社を検証すると、役員軍団が職位を盾に、社員へ騙し透かししながら、水面下では『責任転嫁』しているところも少なからず。毎日のように、『嘘』がビル中に飛び交っている。

 例えば、コロナ化による経営不振となった会社が、先ず着手するのは人員削減。経費削減の中で、人件費を抑えることを最優先し、『会社立て直し迷走プロジェクト』として動き出す。

 ところが、役員給与もそれに合わせて減給するだろうけれども、そこには見えざる『嘘』がしっかりと『演技』として仕組まれている。

 人員削減に伴い、残った社員の給与20%ダウンの強硬策を講じる。説得材料として、役員給与も20%ダウンと公表する訳だ。ところが、そこにはトリックとトラップがあり、社員たちはまんまと、その『嘘』に騙されてしまうことになる。

 或る若手役員が血相を変えて社長に言い寄ったという。「私も20%ダウンなんですか?」と。社長曰く「いやいや、役員手当から20%引きだよ。だから、全給与から二割引くって話じゃないよ!」と。

 その若手役員は胸を撫で下ろして戻っていったと言うが、とんでもないペテン師である。社員たちは自分達と同様に、役員(偽善者)が痛みを共有することで納得するしかない。蓋を開ければ、役員手当からの二割引となれば、高額給与を少しでも維持しようとしているだけの話となる。

 このように、『嘘』を堂々と言い放ち、己の足元だけを固めようとする悪徳役員がいる会社も少なくはない。社員はそのトリックとトラップによる被害者である。

 しかし、後々この詐欺行為が公然と暴露されれば、経営側と社員との信頼関係は失われ、悪徳役員たちは訴追される可能性も無きにしも非ずとなる。


 『嘘』は何より怖いものである。『嘘』により人の財産が一瞬にして消えたり、時には、人命が失われることもある。 

 戦争も詐欺も、この世から廃絶されるべきものだが、上述のように、一つの会社でさえも、『嘘』による被害は後を絶たない。悪徳経営陣を黙認する株主や社外取締役もいるのだから、世も末としか言いようがない。

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