原辰徳監督

読売巨人軍、原辰徳監督が今季限りで辞任することとなった。本人はまだ続けるつもりだったという話もあり契約もあと1年あるので、辞任というよりは解任に近いのかもしれない。
巨人軍史上2年連続のBクラスはないということで辞任はやむを得ないのかもしれない、という人もいる。
3年連続でリーグ優勝を逃したけれど、在任中リーグ優勝9回、日本一3回は称えられてもいいと思う。巨人の監督として勝ち星も1位というのも素晴らしい。
原さんは私より3歳上ということで高校野球、大学野球そしてプロ野球選手としてほぼ同世代としてリアルタイムで見てきた。「若大将」と言われて人気もあり一見華々しく見えるが、私はプロに入ってからの原選手は一面寂しげで苦しげに見える時があった。偉大だったONの後の4番というプレッシャーに決して楽な選手時代ではなかったと思う。そして監督になっても巨人という監督のプレッシャーは私たちが想像する以上のものだったろうと思う。選手としても指導者としてもたいして実績もないOB連に好き勝手に悪口を言われても反論もせず監督を長きにわたって務めたことに私は感動をする。
原監督の辞任は私にとってはプロ野球のひとつの時代が終わったと思う。一言「お疲れさまでした」と言いたいです。誰の悪口も言わない、マイナスの言葉を吐かない原さんのプロ野球解説を是非聞きたい。

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